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概要

広報とね 2017年1月号 No.634

平成29 年1月(№ 634) 2安全 安心 安定した まちづくりに向かって町 長 遠 山   務 明けましておめでとうございます。平成29 年の新春を皆さまとともに迎えられますこと心よりうれしく思います。年頭にあたり、謹んで新春のごあいさつを申し上げます。 はじめに、町民の皆さまの常日ごろの行政に対するご理解と、ご協力に御礼申し上げます。 平成28 年度も残り3カ月となりました。昨年もいろいろな事業を行いましたが、住民の皆さま、関係機関の皆さまのご協力により無事終了できました。重ねて厚く御礼申し上げます。 利根町の住民の皆さんは、普段あまり目立ちませんがイベントなどで大勢の高齢者や若い世代の方々の元気な姿を見かけることができます。昨年8月に開催された利根町民納涼花火大会では、シティプロモーション事業の一環として「ゆかたde 撮影会」を初めて実施しましたが、予想を超える数の元気な若者たちが浴衣を着て参加してくれました。 また、毎年恒例の町民運動会や駅伝大会などは、全町民参加型イベントとして定着しており、子どもから高齢者まで幅広い世代の元気な姿を見ることができます。 いま、町では、このような町民の「元気」を町活性化の重要な「資源」だと捉えており、特に子どもや若者が気軽に参加できるイベントなどを通して、若者たちをもっと元気に、そして町への愛着心を深めてもらうため「利根町元気プロジェクト!」を始動することとしました。 プロジェクトでは、まず核となる取り組みとして「利根元気塾(仮称)」を開校し、例えば芸術家やお笑い芸人などを外部から塾長や講師として招き、異業種の方々と町がコラボしたワークショップやイベントを開催するなど、子どもや若者たちのやる気と元気を発掘するための取り組みを検討しているところです。 今後は、これまでの既成概念にとらわれず行政の枠組みを超えた事業を推進することによって、若い世代の方たちがもっと町に関心を持ち「利根町大好き!」、「利根町楽しい!」、そして「いつまでも利根町で暮らしたい!」と感じてもらえるようなまちづくりと、このような町民の元気な姿を町内外へ広くPR するための、効果的なシティプロモーション活動を推進していきます。赤ちゃんから高齢者に至るまで「元気な町 利根町!」を創生していきます。 また、今後も今まで行ってきた各種事業のさらなる推進を図っていかなければなりません。 災害に強いまちづくりもその一つであります。近年、台風の大型化、ゲリラ豪雨、竜巻の発生など自然災害が多発しています。首都直下、東方沖、南海トラフ等の地震の起こる確率も高まっています。町では、このような状況を踏まえ、防災計画に基づいた職員による防災訓練の実施や自主防災組織、防災士の育成に引き続き取り組んでまいります。今後も気を緩めることなく防災体制の強化を図るとともに、自助、共助、公助の徹底に努めてまいります。その他昨年12 月に新型インフルエンザが発生し「緊急事態宣言」が出されたことを想定した対策訓練を実施しました。また、今年1 月には、公共施設の火災発生を想定した職員の対応訓練も実施を予定しております。 健康増進対策としては、平成13 年から始まりましたフリフリグッパー体操、平成16 年から始まりましたシルバーリハビリ体操、スポーツ等の推進、在宅医療、在宅介護の連携、住民の疾病予防、介護予防、健康づくりをさらに進めてまいります。 子育て、教育環境においては、今年3月末で、利根中学校、布川小学校大規模改造工事、文間小学校児童クラブ新築工事も完了します。全小・中学校の体育館を含めた耐震事業はもちろんのことすべての校舎の大規模改造工事も完了します。また、今後、文間小学校体育館の大規模改造工事を行う予定です。今年度中には、病児保育が開始できるよう準備を進めております。4月からは高校3年生相当までの医療費無料化を行います。 昨年も、県内、近県はもちろんのこと北は北海道、南は九州、四国から行政視察で来町いただいております。今後も、より多くの自治体に視察来町していただけるような「まち」づくりを皆さまとともに進めてまいりますので、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。 新春とはいえ、大寒に向け寒さが増してまいります。お体に十分留意され、健康で元気にご活躍されますこと、また、新年が皆さまにとりまして、素晴らしい年になりますよう心よりお祈り申し上げ、新春のごあいさつといたします。