ブックタイトル広報しもつま 2017年1月号 vol.729

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概要

広報しもつま 2017年1月号 vol.729

■指導者としてのチャレンジ 所属(東海大学柔道部)では11月に女子監督に就任し、責任がまた生まれたので、身の引き締まる思いです。これから学生が迷わないように指針を立てる部分で、結果を求めて焦ると怒られてしまいますが「チームづくりをどのようにしていくのか」、また全日本のコーチでは「要所で自分が求められていることは何なのか」を整理していくことが大事だと考えています。所属でも全日本でも「しっかり考えてチャレンジしていこう」と決めています。今年は「チャレンジの年」になります。■選手育成に「普通」「常識」「当たり前」を使わない 自分の中で「普通」「常識」「当たり前」という言葉をできるだけ使わないように、学生や選手に向き合うようにしています。人との接し方で大切にしている部分であり、コミュニケーションでは気を付けています。 全日本では、2012年のロンドン五輪から柔道女子の特別コーチとして入り、ロンドン五輪後に正式にコーチに就任して4年スパンで動いています。ロンドン五輪では、指導者が選手を管理し、リードしていく指導法をとった中で柔道女子は金1個、銀1個、銅1個の計3個。今年8月のリオ五輪では、選手の自発を促すような指導法に変わり、選手とのやりとりには根気のいる作業でしたが、結果として金1個、銅4個の5階級でメダルを獲得できました。 2020年の東京五輪に向けては監督が変わり、新体制で次のスタートを切っています。監督によってチームのカラーは変わってきます。これまでの流れを見ている中で私ができることは、それぞれのカラーの中で良かった点とうまくいかなかった点を比較して、感じたことを監督に伝えて、選手が困らないようにやっていける環境づくりが私の役割になると思っています。■頑張ることが恩返し 私の中では、いつも下妻市の皆さんに温かく応援してもらえているのが励みになっています。下妻市は自分が生まれ育った場所なので、機会があれば積極的に講演などをやらせていただきたいという思いはあります。ただし、今は指導者としてスタートしたばかり。現役の時には目標を達成して地元に帰ったという感覚がある中で、指導者という新しいキャリアがスタートして間もない今は、地元に帰るというのがまだ早いというか、落ち着かない感覚があります。これから指導者として自分の中で目標を達成したときに、よい報告ができることをモチベーションにして一つ一つチャレンジしていきたい。よい報告ができるよう頑張っていくのが一つの恩返しだと思っています。チャレンジの年に下妻市観光大使女子柔道塚田 真希さん3 ております。今後ともトップセールスや商品PRを通じて本市の魅力を広く発信し、より多くの方々に本市のよさを知っていただくことで、観光・交流人口の増加や市外からの定住促進につなげていきたいと考えております。 地方自治体を取り巻く情勢は、人口減少社会の到来や情報化・国際化の進展などで著しく変化しており、本市も例外ではありません。しかし、その一方では、これまで市民の皆さまと共にまいたまちづくりの「種」が芽吹き、着実に成長していることを実感しております。本市は、これからも住みよさを指標として総合的な市のブランド力の向上に努め、市民の皆さまが誇りを持って「下妻市民です」と言えるまちづくりを推し進めてまいりますので、皆さまには、より一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。 結びに、本年が皆さまにとりまして、健康で幸多き年となりますことを心からお祈り申し上げ、あいさつといたします。広報しもつま 2017.1 新春インタビュー オリンピックで2大会連続のメダル獲得(柔道女子78kg超級・2004年アテネで金、2008年北京で銀)を成し遂げた塚田真希さんは、下妻市黒駒の出身で、平成24年3月に下妻市観光大使に就任しています。 平成28年4月からは指導者として東海大学柔道部の女子副監督、11月には女子監督に就任。8月のリオオリンピックでは柔道女子のコーチとして選手団を支え、日本勢のメダル獲得に貢献しました。 今月号では、5月21日付で下妻市体育協会の名誉会員にも就任し、今後の活躍が本市のスポーツの発展などにつながるものと大いに期待される塚田さんに、新年の抱負を語ってもらいました。