ブックタイトル広報さくらがわ 2017年1月1日号 No.271
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広報さくらがわ 2017年1月1日号 No.271
俳 句【桜川市岩瀬俳句会】竹山に赤く色どる実南天 入山 ひろ子年の暮れ路地裏明かり人の声 三代 みちよ星月夜髙層ビルに雲の影 渡部 千恵子独り居に門限のなき月の道 細谷 充女今朝も来て去年の鶲のあいさつす小林 啓治【茂山俳句会】句を愛し菊を愛して我が余生 松崎 いま末枯れてはや灯の点る隠居かな 笠倉 陽子冬銀河錆し鉄路の駅舎跡 渡部 千恵子盥ほどの夕日枯木に透けて見ゆ 皆川 一女筑波嶺の影の近付く蓮根堀 宮本 立男寸鉄も帯びぬわが身の冬に入る 飯山 昭酒を酌む五百羅漢や冬温し 今井 繁子鰤かまを突き合ふ夫あればこそ 吉原 京子影ふみの動かぬ鬼に木の実降る君島 真理子つつぬけの風がとまどふ末枯るる吉原 秀子人気なき峡の夕暮れ末枯るゝ 大関 くにちょっといい話拾ひし小春道 鈴木 ノブ子末枯れて納屋の引戸も閉じ仕舞海老沢 幸子すれ違ふ人のぬくもり小六月 鈴木 つぎ北風吹けば夫の面影濃かりけり 宮本 芳江オリオンを仰ぎ見あげし遠き日よ植竹 ふみ暫くは紅葉被ひの寝釈迦山(伊豆)海老沢 静夫それぞれの己の色に紅葉づる 竹林 てる寒村の道に迷ふや福来みかん 金子 弘毅山探し芒はしらじら紅葉濃き 塚本 ゆき子 短 歌【岩瀬短歌会】筑波嶺を目指しぐんぐん迫る雲敵機に見えてカーテンを引く 大関 にち子おでんの具たまごを食す箸の順わたしは最初に妻は最後に 泉 三郎朝まだき庭に出ずれば遥かなる轍わだちの音に故郷思う 飯田 良江花々の日毎に衰え目立ち来て陽の射す庭に蜻蛉飛び交う 山田 しげの人命を断つ者この世に多かれど因もとなる事由を断つこと叶はじ 鈴木 英雄金砂郷の辻辻に建つ石彫に田楽舞の種子まきもあり 広沢 日出子古賀メロディーなべて三拍子さみしさを募らす夜のトレモロは嫌ひ 小林 美瑳子寡黙なる夫の口数多くなる息子家族を交える夕餉 渡辺 しな子尉鶲つかのまなれど梅枝に鳴きて遊べり今日の珍客 瀧井 幸子道の辺に咲きたる草花愛おしく数あま多た摘みきて籠に活けたり 久保 悦子たらちねの母には一度もなさざりと金谷ホテルの湯に浸りつつ 萩原 きしの穗芒は夕の陽受けて銀しろがねに光りつつ早や暮れなんとす 古賀 澄雨止みてわが里山はやわらかく緑の中にそっと目を閉す 浅賀 順子灼熱の陽のさめやらぬ散歩道歩く裾より熱気入り来る 榎戸 正江田を作る苦労ばなしと年間の飯いい米まい三俵届く十月 石田 守子目標を掲げひたすら努力するリオ五輪からわれは学びぬ 浜野和 操母親にねだりし服を思わせて庭に咲きおり真っ赤な鶏頭 大久保 富美江15 さくらがわ 2017.1.1