ブックタイトル広報 古河 2017年1月号 No.136
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広報 古河 2017年1月号 No.136
「地域と繋がり、伝えるために」こうせい恒か星さん、佳な奈さん(中央町)ヨーロッパやアジアのほか、日本各地で芸術活動を行っている恒星さんと佳奈さん。個展会場を探す際に古河市と偶然出会い、ひ人の魅力・街の魅力に惹きこまれ、県外から移住することを決めました。現在は、『星座を歩く』というアートプロジェクトを行い、古河のまちと全国各地で活動をしています。今回は、活動の経緯や今後の展望について伺いました。偶然巡りあう「古河」との出会い美術大学で油画を専攻し、在学中からルーはんがマニアなどの国際版画展に出展し、受賞を重ねていた恒星さん。一方、パフォーマンスや空間全体を作品とするインスタレーションをアジアを中心に発表していた佳奈さん。海外での活動と並行し、埼玉県を中心に活動をしていましたが、新たな個展会場を探す中、訪れた古河街角美術館で「今までと違う何かを感じた」と振り返ります。FacebookなどのSNSも今ほど普及していなかった当時、市内でイベント活動をしているつな人たちの繋がりの強さ、地域の芸術に対する理解の深さなどに触れ、古河の魅力に少しずつ引き込まれていきました。暮らしの中に文化芸術を……。『星座を歩く』の由来は、作品の題材とした街を一つの「星」に見立て、さまざまな街を巡り歩くことで、その星々を繋ぎ、やがて大きな星座を作り上げていくことからきているそうです。「街を歩くことで発見できる『何か』から、かたの人の好奇心を掻き立て、愉しむ機会を作っていきたい」と話す二人は、芸術をより身近なこころものにするために、日々新たな試みを考えています。去年から「星座を歩くアートクラス+アルファα」という教室を開講。小学生から大人まで幅広い世代に水彩画や油画、銅版画を教え、芸術がより身近な存在になるように活動をしています。受け入れてくれた地域への感謝▲平成24年に2人が最初に作った映像作品「風と月の境界」は利根川で撮影見ず知らずの古河市に移り住み2年が過ぎ、地域の人たちにも温かく受け入れられ、感謝の気持ちでいっぱいの二人。「自分自身の価値観と違うものに触れ、感じる場をたくさん作りたい」という思いから市内で開催される文化イベントやマルシェなどに参加し、芸術を通して地域の一助になればと活動しているそうです。これからも二人は地域のため、また自分たちの表現の可能性を探り歩き続けていきます。16広報古河2017.1.1