ブックタイトル広報おみたま 2016年10月号 No.127

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概要

広報おみたま 2016年10月号 No.127

25平成28年10月13日広報おみたま玉里短歌会訪ねたる喜多院の屏風に描かれし古代の僧の大らかな顔赤と黄のグロリオーサの巻きひげの葉先からまり行方のしれず私の病む夢見たりと暁に義姉は案じて電話かけ来る病院の待合室に膝を病む友とおしゃべりの花が咲きたりあじさいの手に染むほどに青き毬触れつつ古刹へ磴百段を高田久子齋藤かつみ平野ふさ遠藤黎子野口初江小川俳句会見て飽きず花真っ盛り百日紅秋彼岸杖力借りて墓まいる西蓮寺もえる寺領の万珠沙華金木犀香りを包む風の道菊一枝いくさの友の慰霊祭国友信子関久子河原井美代柏崎尚子田山一男くるみ俳句会無月にて静かな闇となりにけり筆まめな友の面影萩の花園内の木立吹きぬく秋の風薄雲に透けて悩し雨月かな人世の荒波幾多天高し島田篁村城垣内睦子杉山照子福島邦誉松崎淑子斉藤富子大石康子鶴町文男長谷川光男栁たま江玉里俳句会稲刈やおだかけ分は自家用に湧くごとし筑波山頂赤とんぼ名月はさてどの辺り酒を酌む思い出すバケツで秋刀魚買ったこと古里の風の匂ひや衣被小川短歌会また明日握る母の手応こたへなし頬づりをして病室出でぬ期日前投票をして何気なく見上ぐる空に白雲一ひら黄こうらく落の過ぎていちょうの冬木立母の看み取とりは二年目に入る教授会に上京重ねて半世紀雅みやびなりし師の如何に在はすや秋なすび嫁に食わすなの言ひ伝へ嫁はもぎ来て浅漬をする美野里短歌クラブ木漏れ日の明るき菖蒲園見渡してベンチにひとり花を見ており庭先に植えしトマトか花を持つ水木のこすか切るに惑いり寄せくれし人の情けに涙ぐむ老いを思いてにが笑いする七色に光り飛びゆくシャボン玉はしゃぐ園児ら暑さ忘れてふんわりと真白に咲ける紫陽花の花を手にとる保ほわえん和苑に来て中根良子根本智恵子幡谷啓子永作喜代子八木操岩崎健次郎奥村とき松島夏江碇谷きえ永井房子寄稿我が子かと思える程に肩をもむ親しき友のやはらかき手激動の昭和を必死に生きて来て我ら尊し長寿を祝う平澤ヒロ江小松庄治右衛門みづうみ俳句会白熱の応援合戦秋の空捨畑怒濤の如く葛のつるもう急ぐことなき齢野菊咲くなつかしきほほづき鳴らし幼き日背を少し伸ばして輪投げ秋日和長島昭長島久美子茅場久子三村れい子榎本喜代子みのり俳句会涼風の抜けくる座敷となりにけりかたくなに五十と半ば鉄線化二才半曾孫と踊る夏まつり幾年の旅路の果てや蝉の穴大患いの命たすかる鉄線化白根澤清香関本国子立原千代塚田文江滑川きぬゑ岡島進網代奈津江矢口冨久村田妙子木村小夜子欅の会梨冷える茨城万歳いらっしゃいペディキュアを素足に赤く写経かな安曇野に風の生まれる夏帽子思案しつあるがままにと鳳仙花新米は先ずばあちゃんにてんこ盛り