ブックタイトル広報おみたま 2016年9月号 No.126

ページ
27/28

このページは 広報おみたま 2016年9月号 No.126 の電子ブックに掲載されている27ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

広報おみたま 2016年9月号 No.126

27平成28年9月8日広報おみたま玉里短歌会青竹を切りてつくりし団扇立て夏の座敷に父を偲びぬ心身の疲れ吹き飛ぶ五八九五米キリマンジャロの登頂成功盆栽の形なさねど我が庭のさつきあまたの花芽つけたり順を待つ隣に座るは憧れし若き日の友胸の高ぶる城下町のおもかげ残す萩の町人力車にてわが娘と巡る石橋吉生鶴町文男長島陽子正木敦子高見沢こう小川俳句会涙あり汗あり競ふ甲子園背伸びして向日葵眺め深呼吸つくろいて客を待ちおる夏布団庭一面シャワー浴して残暑かなゆく秋の朝あけ染める地平線河原井美代柏崎尚子国友信子関久子田山一男くるみ俳句会鳴き尽し蝉のなきがら地にかへる稲の穂や筑波に雲の湧きつぎて雲の峰筑波は青く孤高なり蝉の声谷いっぱいの黒部かな瑞スイ西スより孫の来たりて夏休み安彦昭子荒井栗山小原エミ金山ちか子信田菊女田山森俊野口初江亀井幸子矢口友子清水昭子玉里俳句会夏季五輪師にも掛けやりメダリスト闇に浮く提灯の火や盆送り戦争を知る父母も逝き終戦日初秋刀魚猫を無視する食べ上手夏木立五百羅漢に風渡る小川短歌会散歩する畑径に猪見たと聞きどきどきし乍ら早足に歩くディサービスの高齢者乗せて花柄の福祉バスが湖岸の集落をゆく秋雨の降りつぐ夜よ半はの仕舞ひ?に八十路の余生思ひめぐらす古き世は神の使ひと謂ふ鴉畑径歩めば近づきてくる空豆の莢はさだめし寝袋か真白き綿にくるまれ寝いぬる美野里短歌クラブ健やかになお励まれよと天皇の間近に聴きし御言葉とどむ友の庭鶯の声しきりなり話を止めてしばし聞きおり果てしなき空はろばろと白雲に乗りて行きたし異国への旅ゆっくりとなだらかな山友と行き新緑の下おにぎり美味し畑作業諦めて療養する夫つまの庭に培う野菜五種類根本智恵子幡谷啓子永作喜代子八木操石田はる江大平勇次白根澤清香浜尾とく碇谷きえ奥村とき寄稿カップまた持って行きしは泉下の娘こ薔薇の絵のひとつ落ちて砕けて上野和子みづうみ俳句会ふるさとのお盆参りや人の波新盆の義あ姉ねの手を引き亡あ兄に帰り待ちに待ち迎えし盆はただ三日老木の花もりあげて百日紅八月に入りて盆の用意かな長島昭長島久美子茅場久子内田とみ榎本喜代子みのり俳句会曾孫の元気がうれし汗を拭く夕焼の筑波の空も暮れにけり風薫る古ぼけ犬の小屋までも朝顔の蔓つる先に目のあるごとく五月晴対岸黒き甍波木名瀬やゑ子坂光子佐藤清子島田草心塚田文江戸田すみ子井坂あさ岡島禮子鈴木貞一郎木村小夜子欅の会夏を聞く散歩する足ちょっと止め炎天や行かねばならぬ義理一つ八月や珈琲申し分のなく久しぶり甚平を着て座りけり微熱めく眼にあの時の夾竹桃