ブックタイトル広報さかい 2016年11月号 No.598

概要

広報さかい 2016年11月号 No.598

有料広告Sakai town news13さかい文芸「広報さかい」へ有料広告を掲載しませんか？広告掲載料※詳しくは下記までお問合わせください。役場秘書広聴課電話0280（81）1329E-mailkouhou@town.sakai.ibaraki.jp問合せ先◎1段全枠15,000円◎1段半枠18,000円広告募集中俳句短歌名月を拝みて辿る幾いくとせ年ぞ※円鏡のように、円まろやかにして神々しい十五夜の月を眺めていると、悲喜交々の過ぎし日が次々と心の中の鏡に映し出される。息災にして米寿となる吾身の至福に、只ひたすら管、感謝の思いを捧げる。名月や子の夢宇宙に行くと云ふ※「三つ子の魂百まで」などと言うが、幼児期に抱いた『夢』を貫き大成した人物は多い。三歳から卓球を始めたというリオ五輪のメダリスト福原選手の話は余りにも有名。翻ひるがえってこちらは「宇宙飛行士」。ぜひ夢を叶えて欲しい。運動会父も見てゐる垣根越し※今時の運動会では、まず見かけない光景だがむかしは、決してめずらしい風情ではなかった。仕事に追われ時間の取れない父親が、それでも寸暇を割さいて駆けつけ、子の成長振りに秘かに涙したのである。何事も出来ずに暮らす吾なれど長生きだけが我が運さだめ命かなとうとうと利根流れて秋が立つ夕日背にして土手に佇たたずむ天高く苔むすみ祖の墓参り彼岸花赤し秋か風ぜにゆるりてこの町は平和なる町思う吾れ大好きな町境町なり虫害に枯れ木に見える柿の木に青葉芽吹きぬ夏の最さなか中に十五年過ぎし愛犬年老いて共に歩むも淋しさ感ず夜な夜なに網戸に現れ豆がえるしかと捉つかまり虫を待ち居たり日暮どき散歩に出るも天高く飛行機雲にしばし見とれる真夏日の太陽強く照らしおり暑さにめげず午後の散歩路黄こがね金田を越え行く道のすがしさよアイスクリームの程良い甘さ老いて問とう高層ビルのベランダに夫つまと並びて星空を見る（花火）「名月・運動会・竜りんどう胆」他当季雑詠兼題九月十七日境町文化協会俳句部境短歌会山鳩紅葉の季節もそろそろ終り月末には霜の便りも聞かれる様になります。今年の夏は自然災害が多く各地で大変な被害があり心痛む事が沢山有りました。今年も余すところ二カ月となりました。寒さに向い心してすごして行き度いと思います。仁香こ川上ヒサ五月女三枝子鈴木喜与子桜井レイ斉藤敬子川村米子風間リヨ子稲田美重子松岡美智子飯田俊子本島いと子光夫名月に耳を澄ませば杵の音遠吠えも名月もあり眠れぬ夜竜胆や一輪挿しの癒し宿名月の湯浴みに浮かぶ一句かな九つづら十九折りりんどう花の峠茶屋竜胆の受付に見る思い遣りつつましく隣家に開く濃竜胆名月や影踏み帰る二人連れ玉入れの歓声に沸く運動会満月にきらめく海を漁ふ船ね往けりりんどうや歌思い出し口ずさむ幸子正六信子なか譲一ちから登弥生省三久子きみ代