ブックタイトル広報かわち 2016年11月号 No.572

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概要

広報かわち 2016年11月号 No.572

広報かわち平成年月(№)28 572114をしています。でも、毎回ではないので1円でも募金をするように心がけたいです。また、自分にできることから少しずつやっていきたいと思います。ぼくの曾祖母金江津中学校2年田仲宗太ぼくの曾祖母について、これから話したいと思います。ぼくの曾祖母は今から5年前に倒れました。そこからずっと寝たきりです。今、とても後悔しています。どうしてもっと曾祖母と話をしてやれなかったんだろう、どうしてもっと介護してやれなかったんだろう、もっとがたくさんあります。お気づきになった方もいるかもしれませんが、曾祖母は、すでに亡くなっています。その曾祖母の生前の話を話したいと思います。曾祖母は、正直とっても厳しかったです。でも、その分とても優しかったです。そんな曾祖母の顔は今でもハッキリ覚えています。と言うよりも、忘れられません。いや忘れたくありません。忘れてしまうと、また一つ大切な物を失った気持ちになると思うからです。曾祖母は、とても働き者でした。夏の暑い日でも、冬の寒い日でも、関係なく畑仕事に励んでいました。曾祖母は、腰が曲がっていました。それでも、関係なく元気でした。ぼくは、よくお尻を叩かれました。その都度泣きました。お尻の痛さを今でも覚えています。お風呂あがりに曾祖母が急に倒れたのは、小学校3年生の時でした。救急車が来て初めて気づきました。それから、曾祖母は、寝たきりになってしまいました。左半身が麻痺してしまい、まともに喋ることもできず、ぼくのことも「宗一や。」と父の名前でしか呼んでくれなくなってしまいました。そこから、ぼくは、曾祖母と全く喋らなくなりました。そして、5年の月日が流れ、今年曾祖母は亡くなりました。亡くなったことを家に帰ってから聞かされました。でもなんとなく分かっていた気もします。帰り道なんとなく感じました。半べそをかきながら家に着きました。悪い予感が的中していました。涙は出ませんでした。泣いたら祖母に怒られる気がしたからです。お葬式の時も泣きませんでした。でも、火葬するときだけ、今までの曾祖母との記憶が込み上げてきて、一気に涙が溢れ出て止まりませんでした。「おばあちゃんごめん。ありがとう。」その言葉しか思い浮かびませんでした。人は必ずこの世を去っていきます。今、おばあちゃん、おじいちゃんがいる人は、全力で楽しませてあげてください。まったく喋っていない人は、たまにでいいので喋ってあげてください。絶対に喜びます。もし、もうおばあちゃん、おじいちゃんが亡くなってしまっている人は、感謝の気持ちを絶対に忘れないでください。最後に、私が伝えたいことは、亡くなっていてもその人のことを思ってみることが大事だと思います。するとその人に必ず思いは伝わっていると思います。敬老の日河内中学校3年関野真里奈私は敬老の日になるとおじいさんとおばあさんに感謝しています。二人にとって私は初孫だったのでとても大切にしてもらいました。今年は受験生でもあって高校についての話や勉強法を教わるなど様々な事に協力してくれます。おじいさんは頭がよく社会についての話などをよくします。それが私の勉強にもなっていて分からない事があれば何でも教えてくれます。そんなおじいさんにはもう一つすごい事があります。それは、料理です。自分で育てた野菜などを使ってレストランにでてくるような完璧な物を作ってしまいます。味もとてもおいしく元気をもらっています。おばあさんは絵を描くのが得意な人です。庭に植えてある複雑な花でも鉛筆一本で完璧に仕上げてしまいます。花びらの形、影の付け方、葉の細かな線、全てが細かく再現されています。私もそのような絵を書いてみたいです。おばあさんは私の健康面にも色々気にしてくれています。私はよく風ぜをひくので野菜料理や体によい飲み物を出してくれます。そのおかげで毎日頑張っています。なかなか口には言い出せないですがとても感謝しています。私は、14年間おじいさんとおばあさんと一緒にいて気づいた事があります。おじいさんは最近物忘れなどがあって少し心配です。今日一日何をしたかなどを忘れるときがあるので私は今日あった出来事などをおじいさんと話していれば少しは物忘れはなくなるかなと思っています。おばあさんは体も少し弱くなってきていて料理を作っている時も立っているだけでつらそうでとても心配です。私は少しでも何か出来る事があれば手伝いたいと思っています。二人には毎日楽しい生活が送れるよう私もサポートしていきたいです。私は、今年高校受験もあり最近、二人とはなかなか会話ができていませんでした。小学生の時から毎日、うれしかった事や頑張った事などを話し二人が楽しく聞いてくれて私はとても大切な時だった事を覚えています。今もたくさん会話をしたいですがそのような時間が私にはなく少ししか話せませんが、二人はそんな事は気にせず受験頑張れと言ってくれました。本当に心が優しいおじいさんとおばあさんだなと思います。私にはまだ知らない事が山ほどあります。今考えると二人と過ごしている時間がもう14年もたっている事に早く感じています。おじいさんとおばあさんにはまだまだ長生きしてもらいたいです。私はまだ教えてもらいたい事もあるし、話したい事もたくさんあります。そして将来私が大人になったら両親にもそうですがおじいさんとおばあさんにも恩返しをしたいと思っています。そのためには私が二人の手伝いをして二人の元気な体を守っていきたいと思います。おじいさん、おばあさんこれからもよろしくお願いします