ブックタイトル広報かわち 2016年11月号 No.572
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広報かわち 2016年11月号 No.572
冬に多い食中毒ノロウィルスにご注意!!ノロウィルス等による感染性胃腸炎は、冬になると流行し、例年、学校や施設等での集団感染が報告されます。冬の時期のおう吐、下痢等の症状はノロウィルスを疑って対処することが必要です!★ノロウィルスの感染の原因経口感染:ノロウィルスに汚染された食べ物を食べることによって感染します。特にカキなどの二枚貝が原因になることがあります。接触感染:ノロウィルスに汚染された手で物を触れることにより手指や物を介して感染します。飛沫感染:ノロウィルスに感染している人のおう吐物や下痢便が床に飛び散り、その飛沫を吸い込むことによって感染します。また、おう吐物は、乾燥するとウィルスが空気中に漂い、口に入ることで感染することがあります。空気中のウィルスは5℃の室温でも約30日生きられます。★症状症状は、吐き気・おう吐・下痢・腹痛などです。潜伏期間は(感染から発病までの時間)通常24~48時間で、症状は、2~3日でおさまりますが、その後も1~2週間は便中にウィルスが排出されるため、二次感染の注意が必要です。★ノロウィルス予防4か条1.食品対策カキの生食はできる限り避けましょう。ノロウィルスは熱に弱いので食材の中心部まで(85℃~90℃で90秒以上)しっかり加熱することが大切です。2.手指の対策ノロウィルスはとても小さいため、指紋や手のしわに入り込みます。液体石けんで指先までしっかりこすり、ウィルスを洗い流しましょう。また、2度洗いすると、さらに効果的です。3.衛生管理面の対策包丁やまな板、ざるなどの調理器具は、使用後、洗剤でよく洗ってから消毒をしましょう。包丁やまな板などを消毒する場合は、熱湯を直接かけるか0.02パーセント塩素系漂白剤(ハイター等)に浸す方法が効果的です。4.汚物処理時の対策おう吐物などの処理には必ず手袋やマスクを着用し、直接触れないようにしましょう。また処理後は必ず消毒をしましょう。ただし、ノロウィルスに対してアルコール消毒は、効果がありません。【ノロウィルスに効果的な消毒薬の作り方】※次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤:ハイター、ブリーチ等など、濃度5%のもの)を希釈して簡単に消毒薬を作ることができます。0.1%(1000ppm)濃度500ml0.02%(200ppm)濃度2l便やおう吐物が付着した床、衣類、トイレ、お風呂などの消毒500mlの水にペットボトルのキャップ2杯分の漂白剤(10ml)を入れる。おもちゃ、調理器具、直接手で触れる部分(ドアノブ等)の消毒2lの水にペットボトルのキャップ2杯分の漂白剤(10ml)を入れる。*注意点*・希釈した消毒液は、時間がたつと効果が薄まります。こまめに作って、使い切るようにしましょう。・作成した消毒液の入ったボトルには、ラベルに「消毒薬・飲用不可」等の表示をし、誤飲を防ぎましょう。・消毒薬は金属の腐食や漂白(変色)に注意。金属に使用した場合は、消毒後水で洗い流すかふき取りましょう。◆申込・問合せ先◆保健センター?84-4486または84-3682広報かわち平成28年11月(№572)16