ブックタイトル広報 常陸大宮 2016年10月号 No.145

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概要

広報 常陸大宮 2016年10月号 No.145

????????????????????茨城県北西部地域住民の大きな期待を担い、平成18年7月3日に開院した常陸大宮済生会病院が10周年を迎えました。常陸大宮済生会病院は、常陸大宮市と隣接する常陸太田市・那珂市・城里町・大子町の5市町で構成された総合病院誘致期成同盟が推進し、合併特例債を活用して建設された病院です。病院長あいさつ河野幹彦病院長常陸大宮済生会病院は2006年(平成18年)7月3日に診療を開始し、満10年を迎えることができました。市民の皆様方には設立当初から本日に至るまで、大変なご支援いただいており、深く感謝申し上げます。当院は、中核的な急性期病院がなかった茨城県北西部の救急医療に対応することを主な目的に、全国で80番目、茨城県内で5番目の済生会病院として設立されました。恩賜財団済生会は明治天皇の、「恵まれない人々のために施薬救療による済生の道を広めるように」との済生勅語のもとに創立され、その趣旨に沿った無料低額診療事業は、済生会の大きな事業の柱となっております。当院の無料低額率は、全国の済生会病院の中でも上位のグループに位置し、地域の皆様に貢献しているものと考えております。当院は開院当初から、「患者中心の医療」、「安全で質の高い医療」、「地域に開かれた病院」という3つの基本理念のもと、当院で受け入れ可能な患者様は全て引き受けるという考えで、365日24時間の二次救急医療を行っております。ただ、多くの診療科を持つ総合病院ではありませんし、医師不足の影響もあり、全ての患者様を受け入れることは不可能であります。救急医療の一つ目安として救急車の受け入れ台数があります。最近は1日平均3~4台、ひと月にしますと約90~120台の救急車を受け入れております。そのうちの約40%強の患者様が入院となられております。この数は当院の規模や医師数1人あたりにおいては決して少ないものではないことをご理解いただければと思います。本年度は、県から自治医大卒業医師と県の修学医師の計5名、自治医大から外科と小児科で計5名の医師を派遣していただいておりますが、現在の医師数は私を含め13人と、非常に不足しており、地域の皆様にご不便をおかけしております。当院の機能や規模、さらに経営のことを考えますと、常勤医師として20名は欲しいところであります。特に、この地域に必要とされる整形外科医や脳神経専門医、そして循環器内科や呼吸器内科などの内科診療専門医の確保は、喫緊の重要課題であります。県および市のご協力・ご支援を得て医師確保に努力しておりますが、困難を極めているのが実情であります。医師不足解消の手だての一つとして、今いる多くの若い医師に長く勤めていただくこと、もう一度戻ってきていただくことがあります。その広報常陸大宮6平成28年10月号