ブックタイトル広報なか 2016年10月号 No.141

概要

広報なか 2016年10月号 No.141

問い合わせ農学博士、独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員根ね本もと直ただしさん（つくば市在住）秘書広聴課秘書グループ?２９８・１１１１（内線４２３・４２４）私はつくば市に住んでいます。「住みよさランキング」において、県内では那珂市とともに上位です。全人口の31人に１人が博士号を持ち、専門家がゴロゴロいるので面白いですが、大合併の弊害、ちょっと広すぎか、とも。私が取り組んでいるのは、混合物を分離せずに直接情報を取り出す技術です。動植物の体の状態を見るのに良いので「メタボリック・プロファイリング」と名づけました。この技術、２００数十次元空間を探索して特徴を取り出します。２００次元!!この世が３次元、時間もあわせてやっと４次元…。ネコ型ロボット！話は難しいですが、結果は簡単です。影絵ごっこをして「これな～んだ？」とやっているだけですから。いわゆるパターン認識です。ですので、講演や講義、来客のおりの掴みに「茨城県は子犬が座ってこちらを見ているような形に見えませんか？」と問います。そして「那珂市はその心臓の位置にあって、まさにハートの形なんですよ」と。もうみんな那珂市と私を忘れません。時間に余裕のあるときには那珂市と「那珂ワン」のスライドを入れます。パターン認識ですから、経験に左右されます。日本でキツネと言われる影絵は中国ではシカと言います。茨城県の形は子豚が右上に向かって吠えているようにも見えますよね？人それぞれ見方も見える世界も違うのです。社会が変化すると多次元から違った価値軸が現れ、そこに新たな経済が生じ、さらなる社会の変容が起きます。それをデータから読み解くのがプロファイリングです。いい那珂暮らし、多様な価値を認めて多次元思考でまいりましょう！「子犬とハート」ふるさと大使の「那珂良し来良し」♪那珂ふるさと大使通信なかよしこよしVol.7広報なか10月号11