ブックタイトル広報 常陸大宮 2016年9月号 No.144
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広報 常陸大宮 2016年9月号 No.144
? ?? ?? ????????????????調査区全景中央奥では道の駅常陸大宮建設中平成27年5月から8月にかけて、国道118号沿いの岩崎地区で、道の駅周辺の市道改良事業に伴う北原遺跡第2次発掘調査が行われました。その成果がまとまりましたのでお知らせします。北原遺跡では、平成25年度に道の駅敷地内を調査し、古墳時代から平安時代に営まれた大規模な集落の跡が確認されました。墨で文字が書かれた土器など、その成果の一部は、道の駅内にコーナーを設けて展示されていますので、すでにご覧になった方もいるかも知れません。今回行われた調査では、道の駅周辺の市道予定地が調査対象になっていて、平成25年度に確認された集落が、さらに大きな範囲に広がっていることが確認されました。同じ時代の住居の跡がさらに15軒確認され、北原遺跡では合計108軒が確認されたことになります。また今回の調査では、縄文・弥生・室町・江戸時代といった、より広い時代の痕跡も確認されています。これは、久慈川沿いの台地上という北原遺跡の立地環境の良さを示すもので、いつの時代も人々を惹きつける魅力的な土地だったといえます。なお今回の調査では、古▲住居の跡が集中する区域墳時代の住居の跡から、オあっこんビヤスデの圧痕のある土器が発見されました。オビヤスデとは、ムカデ等の仲間ヤスデの一種です。オビヤスデの圧痕が遺跡の発掘調査で発見されるのは、国内初の成果です。歴史民俗資料館大宮館に展示していますので、ぜひ足を運んでみてください。▲オビヤスデ圧痕のある土器※虫が嫌いな人もいますので、拡大写真は掲載しません。歴史民俗資料館大宮館でお確かめください。※特別に許可を得て撮影しています。今回の発掘調査では、たくさんの方にご協力いただきました。これらの成果は、私たちのふるさと常陸大宮市の成り立ちを知るための貴重な資料となります。ふるさとの歴史と文化を知り郷土愛を育むため、今後ともご理解とご協力をお願いします。■問い合わせ■歴史文化振興室緯52‐1450広報常陸大宮11平成28年9月号