ブックタイトルいばらき時間2016 autumn&winter
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いばらき時間2016 autumn&winter
茨城ならではの芸術に触れてみませんか?おいしいグルメや紅葉を満喫しながら、地域に根ざした新しいアートを創出します。期間中は、国内外のアーティストが、緑豊かな里山の自然に恵まれた、風光明媚なエリア。県北は、美しい太平洋の海原と、「茨城県北芸術祭」が開催されます。この秋、茨城県北地域の6市町の海と山を舞台に始まる県北芸術祭茨城9/17土11/20日KENPOKUART2016茨城県北芸術祭総合ディレクター南條さんに聞きました茨城の美しい海、自然豊かな山で、驚きと感動を誘う芸術祭を創りたい南條史生さん2006年から森美術館館長。1972年、慶應義塾大学経済学部卒業、1976年、同文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。1997年のヴェネチア・ビエンナーレ日本館のコミッショナーを務めたのを皮切りに、台北ビエンナーレ、横浜トリエンナーレ2001、シンガポール・ビエンナーレなど、数々の芸術祭をプロデュース。海外アーティストが滞在制作を行う、茨城県守谷市の「アーカスプロジェクト」のアドバイザーも1995年から務め、地域に開かれた芸術活動を提案。今年秋、茨城県の県北(けんぽく)地域を舞台に、初めての国際芸術祭「KENPOKU ART 2016茨城県北芸術祭」が開催されます。日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町という広大なエリアに、どんなアートの世界を創り出そうとしているのか、同芸術祭の総合ディレクターを務める、六本木・森美術館館長の南條史生さんに話をうかがいました。「茨城県の北部は本当に自然が豊かで、美しい海と山が調和したエリアなのです。今年国内では、瀬戸内、愛知、埼玉、岡山など大きな芸術祭がありますが、茨城県北芸術祭は最大の広さ。この海と山の広大なフィールドを使って、例えば、砂浜に巨大な空が落ちているというような、自然と調和しながらもモニュメンタルに見える作品を置きたいと考えています」砂浜に空?おもしろい!「太平洋の荒波や紅葉に染まる里山の自然を生かし、新しいアートを創り上げられるアーティストをたくさん招きたい」と意気込みます。「最先端の科学技術が集積したつくば研究学園都市もある茨城県ですから、バイオテクノロジーやデジタルメディアを操るアーティストたちの革新的な芸術作品も体感してもらいたいですね」。納豆やお酒、みそなどの発酵食品や、和紙、漆などの伝統工芸も息づく地域。地元生産者や技術者とアーティストとの産業連携プロジェクトも予定されています。「アクション、パフォーマンス、交流という要素も含んだ、エンターテインメント性も高い芸術祭になります。もうアートという言葉では表現できない」と笑う。特産の常陸秋そばや海・山の幸を味わいながら巡りたいですね。高戸小浜海岸