ブックタイトル広報さかい 2016年8月号 No.595
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広報さかい 2016年8月号 No.595
さかい文芸俳句短歌草笛の上う手まき悪あくたれ童見直され※普段は、いたずらで腕白な少年が草笛を上手に吹いている。誰もがその意外性に注目する。そして、拍手を送る。少年が恥じ噛みながらも爽やかな笑顔を返す。人はみな、そうした隠れた才能を秘めている。父の日や伴ともに九くじゅう十歳の坂登る※父の日を迎えて思うことは、何十年もの歳月を共に生きてきた伴侶のことである。昨年は短期間の入院加療を要したものの幸いにも今はほぼ回復の身となった。父の日には、手を携え九十の坂を共に登って行こうと誓い合った。父の日や連れの元気を生き甲斐に※還暦となり、定年となり、後期高齢者となって、改めて、老後の生き甲斐は・・・と問われた時、『連れの元気』と言えるのは最高に幸わせなことだ。高齢となってこそ分る珠玉の名言である。父の日や少々照れてシャツを着る父の日や父に酒注つぐ子等の笑か顔お何いらぬ気持嬉しと父の日に父の日に子等の笑顔で湧く勇気対岸のあの娘こに届け草の笛五月雨や利根の河幅満たしたり父の日や娘やさしき父に似て父の日や初孫抱っこの恵比須顔草の笛嗚あ呼あ故里の山河かな草笛を吹く少年の息永し父の日の存在見せる肩車遠き日の草笛自慢友は今唇に草笛の葉の熱ほてりかな水みなつき無月の葉はざくら桜の下歩みたり茂れる青さ心和みぬ梅つ雨ゆの空輝く額のあじさいは母の影浮く里よりの花早朝の緑ましゆく庭先に姿見えねど木の葉ゆらぎぬ穏やかな顔の並びし六地蔵それぞれの道を人人に教える小雨降る新緑背に寺が建つ歴史の重さうぐいす啼く豊ぶざんは山派の古こさつ刹に詣でつどい寄る一服の茶にも歴史を感ず(筑波:普門寺にて)わが友は責任感の強き人パワーを我に注いでくれる(境クリニックにて)天狗党隊士を悼み建てらるる碑文を読みて往時を想う五さみだれ月雨や筑波の峰につつまれて千年の風平沢遺跡天狗党の謂れの残る普門寺の往時を偲び山門くぐる電色のディズニーパレード孫等と見朝の散歩も軽やかになる「五月雨・草笛・父の日」他当季雑詠兼題六月十八日境町文化協会俳句部境短歌会山鳩去る五月二十七日、つくば市へ吟行に行って来ました。旧つくば道の土器の発掘された遺跡や由緒あるお寺、又筑波ハムの工場見学等歌友との親睦を兼ねて楽しい旅をして来ました。とても有意義な一日でした。まだまだ暑さがきびしいと思いますので、水分をとり乍ら体調管理に気をつけて行き度いと思います。●境町44×175mmモノクロ信子なか譲一ちからちよとき登弥生省三久子幸子光夫きみ代正六仁香こ五月女三枝子鈴木喜与子桜井レイ斉藤敬子川村米子風間リヨ子川上ヒサ稲田美重子松岡美智子飯田俊子本島いと子Sakai town news13