ブックタイトル広報おみたま 2016年8月号 No.125
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広報おみたま 2016年8月号 No.125
23平成28年8月10日広報おみたま玉里短歌会石名坂海見わたせる友の家習い初めとう篠笛聞こゆ同窓会風邪ひき行けずバックより小分けにしたる乳液もどす予報士が雪と告げたる北海道五月の朝を吹雪が包む目に沁みる若葉の五月今日こそとこたつ片付く身も清々し病院の待ち合い室に聞こえ来る土地の訛に心和みぬ齋藤かつみ平野ふさ遠藤黎子野口初江高田久子小川俳句会鎌田川瀨音ゆかしき初蛍読経に僧の汗ばむ袈け裟さ衣さまざまの鳥のなき声夏の空夜の秋や母の形見の日記帳万葉の詩の筑波嶺秋の色柏崎尚子河原井美代国友信子関久子田山一男くるみ俳句会牛小屋の低き庇や花南瓜草引いてまた草を引く畑仕事夏は来ぬ歌声高し園児バス階段を登れば古墳夏小立山門をくぐり寄せ来る蓮の風島田篁村杉山照子福島邦誉堀内いづみ松崎淑子斉藤富子大石康子鶴町文男長谷川光男正木敦子玉里俳句会列なして茅の輪くぐりの森深し湖近き一村蓮の花ざかり子鴉の声のしきりに朝曇り山百合に足止められし散歩道水を分く舳先夏川下りけり小川短歌会散歩道も緑となりて梅雨間近むらさき濃ゆき紫あじさゐ陽花の咲く放射線棟へ続く地下廊点る灯のしらしらと人の影を生まざる牡ぼーたん丹の咲き極まれる真昼時崩ほれ散らす白き花びら夕立に屋敷の雨水U字溝を溢れて霞か浦ほと北浦へ流る九十歳の友の便りは治らざる病持てるに弱音記さず美野里短歌クラブ弁財天まつる祠ほこらの岸に建つ遠州池は水ゆたかなり滝めぐる秋保の旅に石段を息子とのぼる手を引かれつつ体調をくずして臥せる老いの身は哀しからずや心まで病む雨止みし散歩の道に風吹きて桜の花の散りはじめたり腰曲げし媼新茶を入れくれき参さんけい詣終えて寄りし茶店に根本智恵子幡谷啓子永作喜代子八木操石田はる江岩崎健次郎奥村とき永井房子松島夏江碇谷きえ寄稿親子ほど年の離れた君だけど最後の日まで尽くしてくれた石川章みづうみ俳句会教室の日除になりてゴーヤかな逞たくましき部活の孫の日焼け顔遠蛙聞きつ夜更けに辞書を引く夏空へ雲のらくがき飛行雲おさなごの微笑む顔や合歓の花長島昭長島久美子茅場久子三村れい子内田とみみのり俳句会面影は少年のまま利休梅すべり落つ流れに似たり藤の花やはらかき風抜けてゆく青葉道かの人のことば美わし白上布紫陽花や昨日より濃き色となる佐藤清子島田草心白根澤清香関本国子立原千代岡島進矢口冨久塚田忠男阿久津強木村小夜子欅の会どうしても絵には出せない茄子の色ダヴィンチ展額に微かな春の塵向日葵や無口となりし夕ごころいろいろなことを巡らす男梅雨七月を靴あたらしく街に入る