ブックタイトル広報おみたま 2016年8月号 No.125

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概要

広報おみたま 2016年8月号 No.125

12人に1人が乳がんに…他人事ではありません!乳がんはエストロゲンという女性ホルモンが、がんの発生に関与していると言われており、年々若い年代でも増えています。【乳がんの要因】早期発見と治療が大切です初潮が早い(11歳以下)閉経が遅い(55歳以上)出産や授乳歴がない初産年齢が遅い肥満・高身長高たんぱく・高脂肪の食生活飲酒の習慣喫煙家族で乳がんや卵巣がんにかかった人がいるなど【乳がんの症状】乳房のしこり皮膚の変化(くぼみやただれなど)乳頭からの血性の分泌物など食生活が欧米化し体格がよくなったことで、初潮が早く閉経が遅い人が増えて、エストロゲンが分泌される期間が長くなりました。また、妊娠中や授乳中は、エストロゲンの影響を受けにくくなりますが、ライフスタイルの変化も乳がんが増えている要因と考えられています。喫煙や飲酒等はエストロゲンの分泌を乱す原因となったり、家族歴のある人は遺伝的にかかりやすい乳がんがあるため、注意が必要です。乳がんのしこりは、硬くゴリッとして動かないしこりです。乳房にくぼみがでたり、皮膚が赤っぽく腫れる等の変化や、乳頭に湿疹ができる、つまむと血性の分泌物が出る、左右差がある等変化に気づいたら必ず専門医の診察を受けましょう。30歳になったら検診を受けましょう乳がんは日本人の女性が一番かかりやすいがんですが、死亡数は5番目です。早期に見つけて治療をすることで、治しやすいがんでもあります。しかし、乳がん検診の受診率は3割台とかなり低い状況です。乳がんが進行すると、近くのリンパ節や肺・骨・肝臓等に転移し、治療が難しくなります。乳がんは年々増えているため、他人事と思わずに年に1度(または2年に1度)定期検診を受けましょう。月に1度自己検診を行うと、乳房の普段の状態がわかるため、変化に気づきやすくなります。定期検診と自己検診で乳がんの早期発見に努めましょう。検査マンモグラフィ超音波利点欠点市の検診対象乳房を圧迫してレントゲン撮影をし、乳がんになる前の石灰化や乳腺の乱れ、しこりなどを見つけます。高濃度乳腺※の人は乳腺とがんの区別がつきにくい欠点があります。40歳以上の方は2年に1度検査できます。乳房に超音波を当ててしこりをみつけます。被爆の危険がありません。乳腺が発達している若い年代でも検査できます。微細な石灰化の検出は困難です。30~56歳の方は毎年検査できます。40~56歳ではマンモグラフィと組みあわせて実施します。※乳房は脂肪と乳腺組織からできており、乳腺組織が多く存在している状態を高濃度乳腺という自覚症状のある場合は、検診ではなくすぐに病院を受診しましょう【問い合わせ】健康増進課玉里保健係?:0299-48-1111(内線3310・3311)平成28年8月10日広報おみたま14