ブックタイトル茨城県立医療大学/学校案内2017

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概要

茨城県立医療大学/学校案内2017

IPUの魅力1I P Eコース(Inter-Professional Education)多職種連携教育コース現代の日本は,世界でも類をみない急速に進む少子高齢社会,疾病構造の変化や慢性疾患の増加等という過去に経験したことのない問題や,限りある人材,資源,財源等をいかに配分し効率的に活用していくかが問われています。同時に,人々の健康問題についてもグローバリゼーションの波を無視できない時代となり,地域で生じる具体的課題を解決するためにも国際的動向に常に目を向けていることが必要です。各保健医療職には,学識や技術を深めるとともに,多職種と連携し,協働することが求められています。そこで,このコースでは,学年毎に段階を追って多職種協働に関する学修を深めていきます。まずはじめに,仲間とのチームワーク作りです。そして徐々に現場の見学や実習,他大学との交流も取り入れ,チーム医療の本質を学びながら,4年間を通じて,多職種協働に必要な能力を養うことを目的としています。その内容は,1リアルな現場への参加2自分を超える,学科・大学の垣根を超える3継続して学ぶ,学生参加型のプログラムとなっています。4年間で,各自の専門的知識,技術,態度を身につけるとともに,多職種と連携し協働できる力を持ったI P U卒業生として社会に羽ばたくことが期待されます。カリキュラム構造1年2年4年「チームワーク入門実習(必修)」「保健医療とチームワーク演習(必修)」「チーム医療演習(必修)」多職種協働の基礎を学修します。そのために,まずチームワークについてファシリテーションの手法(ワールド・カフェ等)を使い語り合います。次に,学科横断的なグループで本学の付属病院,各学科・センターの活動の実際をくまなく見学実習し,グループごとに成果をホワイトボード・ミーティングの手法を用い話し合い,互いに共有します。最後に,個々の学修成果をポートフォリオにまとめたり,全員での討論会を通じて,多職種協動のあり方について理解を深めます。グループワークを通じて,多職種協働に関する知識及びコミュニケーションスキルを修得します。討議法としてのディベートを用いて,課題を分析,評価,討論し,論理的思考及び多彩な角度から多職種協働について考察します。さらに,チーム基盤型学習(TBL:team-basedlearning)を用いて,臨床的事例を通じて多職種協働の知識と態度を養います。筑波大学医学類学生との合同授業も行います。1~4年次の学修の総括として,多職種協働の実際と応用を学修します。具体的には,最新の多職種協働の理論に基づき,学科横断的なグループワークを通して,各学科学生がそれぞれの専門領域の観点から,予め選定された事例についてのアセスメントや対応,そして多職種協働の実際を検討し,発表します。方法としては,チーム基盤型学習(T B L)を用います。さらに学生全員による討論を通じて,今後のより望ましい多職種協働のあり方について理解を深めます。2~4年各種臨床実習諸外国における多職種協働の実際を見学及び交流を通じて,国際的な視野を養「国際多職種協働実習(選択)」い,かつ地域に根ざした専門職のあり方を学びます。特に異文化に触れることで,様々な価値観の中で多職種協働が構築される経緯を知ることができます。また,国際比較をすることを通じて,日本の現状を相対的にとらえ,利点の再発見とともに課題を見つけることができます。07Ibaraki Prefectural University of Health Sciences