ブックタイトル茨城県立医療大学/学校案内2017

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概要

茨城県立医療大学/学校案内2017

放射線医療の進歩に対応できる基礎と応用力を養う現在の医療現場では様々な放射線機器が診療や治療に用いられています。診療放射線技師は,これらの機器を安全かつ適正に取り扱うとともに,正確な診断や治療をサポートして現代医療の重要な役割を担っています。放射線技術科学科では実験・実習を重視し,そのための設備や教育プログラムを充実させています。総合病院に設置されているM R I装置,ヘリカルC T装置,超音波検査装置などの画像診断機器と放射線治療用の直線加速器なども設置され実験・実習に活用されています。また,画像情報ネットワークで結ばれた各種装置や画像処理ソフトを活用するなど,情報技術教育の基盤も整っています。これらの設備と教育プログラムを駆使して学生の実験・実習を行い,経験豊かな各分野の専門教員がこれをサポートしています。セミナー形式の少人数教育と付属病院や県内・近県の主要な医療施設での臨床実習によって,知識・技術・人間性を兼ね備えた診療放射線技師を育成します。医療大学のことP O INT看護学科放射線の利用や測定方法など基礎と応用を学ぶ画像診断検査や画像処理の方法について学ぶ高度な放射線治療技術について学ぶ理学療法学科理工学的な基礎知識や放射線の安全な利用方法と医療への応用を学びます。放射線を用いた検査は様々な装置を用いて実施されます。診断に有用な画像情報をより多く得るための技術を学びます。放射線治療を行う上で必要な線量測定や治療計画,放射線治療装置の取り扱いと放射線照射方法について学びます。作業療法学科放射線技術科学科長佐藤斉現代医療において放射線の利用が不可欠とされています。従来から行われているエックス線検査に加え,近年では超音波検査やMRI検査などの放射線を使用しない検査も普及しています。核医学検査なども含めたこれらの画像診断技術の発展により,病気の発見や経過観察などがさらに効果的に行えるようになりました。また,がんの放射線治療も高精度な照射が実施されるようになり治療成績が向上しています。今後,さらに高度化する放射線技術と,きめ細かなチーム医療の推進に対応するべく,本学科では最新の知識と技術を取り入れた多様な教育カリキュラムと,充実した設備での実験と実習により,診療放射線技師として医療現場での責務を果たすための基礎と応用を学びます。放射線技術科学科University Guide 201734