ブックタイトル茨城県立医療大学/学校案内2017

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概要

茨城県立医療大学/学校案内2017

カリキュラム作業療法の医学的・専門的知識・技術を学び,対象者の問題を解決する能力とチーム医療・地域(国際)へ貢献できる力を修得する作業療法学科のカリキュラムには2つの特色があります。一つは,多くの臨床実習科目を設定し,1年次に「作業療法体験実習」,3年次に「作業療法評価実習」「地域統合支援実習」,そして4年次には「作業療法総合実習」を行うようにしています。これは授業で学んだ知識と技術を臨床と結びつけて考え,実践応用できるように多くの臨床実習をカリキュラムに組み込んでいます。また,世界作業療法士連盟(WFOT)が求める1,000時間以上の実習を実施し,国際社会へ貢献できる作業療法士の育成にも尽力しています。もう一つは,「医学専門知識」と同時に「作業科学」「作業療法理論」「基礎作業療法学演習」などを通じて作業療法の専門性を学びます。さらに,チーム医療に関して「チームワーク入門実習」「保健医療とチームワーク演習」等の授業を他学科学生とともに学ぶカリキュラムを構成しています。作業療法学科では,多職種と協働・連携する中で自らの「役割」を考え・活かし,対象者が抱える様々な問題を解決できる作業療法士の育成に取り組んでいます。作業療法学科専門基礎科目・専門科目のコース構成1年次2年次3年次4年次基礎科目前期後期前期後期前期後期前期(1)基礎科学コース(2)コミュニケーションコース(3)人間形成コース(1)人間の理解と健康コース後期人体の構造と機能など人体の構造とその機能,人体の健康に関するシステムを理解し,人体の健康に影響を及ぼす環境との関係について学修する。(2)作業科学コース基礎作業療法学演習など作業に焦点を当てた治療・介入の基盤となる知識と分析・評価および介入の基礎となる技能を習得する。(3)総合作業療法コース作業療法総合実習など人々が自分らしく生きるため,自らにとって意味ある作業へ自ら参加できるよう支援するための知識を学修し,事例を通して実践の経験を積み知識と技能を統合する。(4)身体障害コース基礎運動学など様々な疾患から引き起こされた身体障害に対する治療・介入に関する知識と技能を習得する。専門基礎科目・専門科目精神・認知機能評価学演習など(5)精神・認知障害コース様々な疾患から引き起こされた精神・認知障害に対する治療・介入に関する知識と技能を習得する。(6)年代別障害コース老年期障害とその対応など年代に応じた心身機能・作業遂行技能を高める治療・介入,環境調整による作業遂行能力を高める代償的介入に関する知識と技能を習得する。(7)地域支援コース地域統合支援実習など疾患や障害の有無に関わらず,人が地域でその人らしく生活をするために支援に必要な知識と技能を習得する。(8)総合応用コース学生研究など作業療法学に関する発展的な内容や隣接領域の他の学問における見識を高めるための知識と技能を習得する。(9)IPEコースチームワーク入門実習多職種連携の意義,理念を理解し,保健・医療・福祉の場において,多職種との連携や相互補完,協働する態度及び能力を習得する。保健医療とチームワーク演習チーム医療演習29Ibaraki Prefectural University of Health Sciences