ブックタイトル広報 常陸大宮 2016年7月号 No.142
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広報 常陸大宮 2016年7月号 No.142
???????? ? ????????平成26年9月から11月にかけて、泉坂下遺跡第3次確認調査が行われ、その成果がまとまりましたのでお知らせします。さいそう泉坂下遺跡は、弥生時代(約2200年前)の再葬ぼ墓※として知られ、平成18年の調査で、国内最大の人面付土器が発見されたことで全国的に有名になりました。市教育委員会では、遺跡の範囲確認などを目的とした発掘調査を平成24年度から進めていて、平成26年度は第3次調査となります。※再葬墓…死者を一旦埋葬するなどして骨にした後取り出し、その骨を再び埋葬する墓制で、弥生時代の東日本で行われていたもの。▲泉坂下遺跡全景第3次調査では、再葬墓の集中する部分を広げて、分布状況を確認しました。その結果、人面付土器の出た再葬墓を南端として、長辺約13m、短辺約10mのおおよそ長方形の範囲に再葬墓は集中して造られていることが判りました。一方、この長方形の範囲に含まれない小規模な再葬墓も確認されていて、これは今後の課題となりました。また一つの再葬墓を掘り込んで調査する取り組みも行われていて、南方向に向けて土器を倒して、丁寧に並べられている様子も観察できました。?再葬墓の分布の様子なお、この調査成果をまとめた報告書『泉坂下遺跡Ⅳ』は、歴史民俗資料館大宮館で、1部2,410円で販売しています。在庫わずかとなっていますので、お早めにお求めください。発掘調査の成果は、私たちのふるさと常陸大宮市の成り立ちを知るための貴重な資料となります。ふるさとの歴史と文化を知り郷土愛を育むため、今後ともご理解とご協力をお願いします。▲調査した再葬墓■問い合わせ■生涯学習課歴史文化振興室緯52‐1450広報常陸大宮9平成28年7月号