ブックタイトル水戸商工会議所会報 2016年7月号 vol.657

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水戸商工会議所会報 2016年7月号 vol.657

6月28日、ホテル・ザ・ウエストヒルズ水戸で、第124回通常議員総会を開催。役員・議員・来賓らおよそ70人が出席した。総会に先立ち、来賓の茨城県商工労働観光部中小企業課長の箕輪浩徳氏と水戸市産業経済部商工課長の小林一仁氏からあいさついただいた。また、「関東経済産業局長表彰」として、当所副会頭の川崎洋氏および「関東商工会議所連合会ベストアクション表彰」として、青年部への表彰状伝達が行われた。議事では、「平成27年度事業報告」、「平成27年度収支決算報告」について審議、いずれも承認された。事業理事の選任では、石川和宏氏が新たに選任された。平成27年度の我が国経済は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、また民間投資を喚起する成長戦略を柱とする経済財政政策の推進により、原油価格等の下落の影響があったものの、経済の好循環が進展する中で実質GDP成長率は1・2%程度上昇し、緩やかな回復基調となった。水戸市においては、第6次総合計画に基づき国の認定を目指す中心市街地活性化基本計画の策定作業が行われ、これまで水戸商工会議所が主張してきた「コンパクトシティ」の基本理念が計画に反映された。こうした中、地域総合経済団体である水戸商工会議所は、全会員巡回による時局の課題に対するアンケート調査や千波湖の浄化に向けての調査・研究、新水戸学としてのセミナー・講演会などを継続して実施するとともに、水戸市スーパープレミアム商品券事業、水戸歴史文化検定をはじめとするおもてなし事業などの新規事業にも精力的に取り組んだ。また、創立120周年記念事業の実施に向けて実行委員会傘下の3つの小委員会では、事業内容の検討を行った。さらに年度末には国の委託事業として茨城県事業引継ぎ支援センターを開所させ事業承継に係る支援事業を本格化させた。以下、当所が実施した平成27年度の事業概要を報告する。平成27年度の総括的概要1.政策提言活動中小企業振興策をはじめ、中心市街地活性化に繋がる街づくり対策、観光振興策、環境保全策、地域活性化などの提言・要望を集約し、行政機関や関係先に要望を行った。また、当所が以前から強く要望し、泉町地区への移転建て替えが決定している新市民会館に関しては、早期整備の要望を水戸市に行ったほか、千波湖の水質浄化に関しては国土交通大臣と出先機関及び県に対して要望した。その他弘道館・偕楽園の誘客に関する各種支援、経営改善普及事業等の補助金予算確保などの要望については、茨城県商工会議所連合会を通して国・県に提出した。2.商工会議所の組織・財政基盤強化創立120周年に向けて4,000会員の復活を目指すため、会頭を本部長とする組織拡充本部を設置し、役職員一丸となった組織拡充運動を展開した。役員・議員、会員が1人1事業所を紹介する「1・1キャンペーン」を展開するとともに、管理費全般の削減に向け、継続して事務効率化や経費削減に努めた。また、部会組織や活動を活性化するため部会再編の検討を進め、7部会の中で最大の会員数を擁する情報文化・観光部会を細分化する定款の改正を行った。3.観光振興事業当所が取得して商標登録されている「黄門ブランド」について、会員への貸し出しを行った。黄門料理については、市内10店舗(1店舗サービス休止)で料理の提供を行ったほか、夏冬2回の汁講会を実施。萩まつりでは、「黄門料理の会」として好文亭で黄門料理を楽しむ催しを行った。3月10日(みとの日)には「黄門料理まつり」を開催し、黄門料理の提供と世界的オペラ歌手の中丸三千繪氏を招いての講演会および食談会を開催した。また、「黄門料理」を広くPRするため観梅期間に合わせて、茨城県ホテル旅館生活衛生同業組合水戸支部の協力のもと、市内の13のホテル・旅館で「黄門朝御膳」の提供を行った。その他、水戸の魅力向上を目指したおもてなし事業として、「水戸歴史文化検定」(水戸検定を全面リニューアル)「水戸おもてなしマイスター」「おもてなしみとっぽ隊」の3つの事業を展開した。平成25年4月からコンベンションビューロー機能を水戸観光協会が担うことになったことに伴い、第124回通常議員総会を開催62016年7月No.657水戸商工会議所会報