ブックタイトル水戸商工会議所会報 2016年7月号 vol.657

ページ
25/32

このページは 水戸商工会議所会報 2016年7月号 vol.657 の電子ブックに掲載されている25ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

水戸商工会議所会報 2016年7月号 vol.657

労働人口の減少とそれに伴う中小企業の人手不足は、地方都市における深刻な社会問題となりつつある。一方で働くことへの不安を抱える人たちも多く、思うように就労できない事実もある。現代社会の抱える問題に対して一石を投じ、企業と就労者の架け橋となる取り組みがスタートした。茨城NPOセンター・コモンズは今年1月に就労支援事業「グッジョブセンターみと」を大工町のトモスみとビル4階に開設し、毎週水曜日が相談会、木曜・金曜にワークトレーニング・ボランティア体験を行っている。同センターでは、仕事のブランクや経験不足により働くことが不安な人や、軽度な障害を持っている人など、従来の就労形態にうまくマッチできない人たちを対象に、相談や仕事体験を通じて就労に結びつける活動を行っており、パソコン教室や家具製作などの体験ワークトレーニングなどのほか、常総市における災害復旧ボランティア活動を行っている。また、地元企業と連携し、就労者3人とジョブトレーナー1人の4人一組で企業や工場に出向き、軽作業等の労働訓練を重ねることで、就労に結びつける取り組みを行っている。現在利用者は30人前後。6人のジョブトレーナーが個々に相談に乗りながら、その人に合った仕事の仕方、仕事への就き方を模索している。コーディネーターの石関氏は「ここに来る人たちはさまざまな困難を抱えており、フルタイムで働くことは難しい。企業にも理解してもらいながら、個人に合った働き方を見つけていくことで、新しい就労の形を提案していきたい」とのこと。同センターでは就労訓練に協力してもらえる企業も募集している。興味のある事業所はぜひセンターへ問い合わせを。(古山)市内から赤塚方面に向かう国道50号沿いの石川4丁目に、創業68年を迎える老舗の自転車店がある。今回はその自転車店「サイクルワールドおおたか」をご紹介する。自転車といえば子どもからお年寄りまで、気軽に使える乗り物で、通勤や通学、買い物といった日常生活の交通手段であるほか、近年ではロードバイクといったスポーツ系の自転車を楽しむ人が増えている。取材のため訪れた店頭にはたくさんの花が飾られ、気さくな笑顔が印象的な代表の大高さんが夫婦で迎えてくれた。当店のお客さんは、近所のご年配の方々も多く、自転車のトラブルで連絡が入るとすぐにでも出張サービスに出向くという地域密着のお店だ。大高さんは、父親の店を継ぐ2代目。平成14年に茨城大学近くに開店した「茨大前店」は、長男が取り仕切っている。大学新入生が入学する春先は超多忙となり、娘さんも含め家族全員で対応しているそうだ。全盛期には市内だけでも60店を超える自転車店が営業していたが、現在では30店ほどが存在するに過ぎない。当店の販売台数も「ピーク時の7割程度」と言う。大高さんのお勧めの自転車はクロスバイク。ロードバイクほど高価ではないスポーツタイプの自転車である。大高さんは「健康にも良く、環境にもやさしい自転車に多くに人に乗ってもらいたい」と話す。最近、自転車が気になっている人も多いはず。気軽に入れる自転車店なので、一度足を運んでみてはいかがだろうか。(山辺)グッジョブセンターみと相談日/毎週水曜日(9:00~17:00)ボランティア体験金曜日住所/水戸市大工町1-2-3トモスみとビル4FTEL/029-291-8990E-mail/good.job@npocommons.orgコーディネーター石関宏子さん働くことに不安のある人がひとりでも多く働ける社会のためにサイクルワールドおおたか営業時間/9:00~19:00定休日/火曜日(茨大前店は日・祭日)水戸市石川4丁目4030-22茨大前店:袴塚3-9-13(茨大店前)TEL/029-306-9338代表大高進さん昔からある地域密着の自転車店TEL/029-251-5524FAX/029-251-5893認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズワークトレーニング木曜日23水戸商工会議所会報No.657 2016年7月メンバーズピックアップメンバーズピックアップ