ブックタイトル水戸商工会議所会報 2016年6月号 vol.656
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水戸商工会議所会報 2016年6月号 vol.656
5月17日、河和田町の報佛寺で「~西水戸の歴史・魅力再発見~」をテーマに、講演会を開催。62人が参加した。この事業は、水戸商工会議所創立120年を記念し西水戸ブロック協議会が主管となって実施したもの。会場の報ほう佛ぶつ寺じは、浄土真宗の宗祖親鸞の直弟子である唯円が、仁治元年(1240)に道場を開いたことに始まる古刹。唯円は親鸞の精神を継承した仏教書「歎たんにしょう異抄」を著したことでも知られており、ブロック内にある地域資源を広くアピールするため、本事業を企画した。当日はあいにくの雨だったが、しとしとと降る雨音が心地よく、また庭先にある木々の緑が鮮明に表れ、趣ある雰囲気の中での開催となった。はじめに、住職の河かわ和わ田た唯ゆうしょう彰氏から「報佛寺のいわれ」についてお話しを伺った。次に茨城大学教育学部教授の小野寺淳氏から「水戸城下と岩間道」と題し、江戸時代の水戸城下絵図と現在の水戸市内の地図を重ねあわせた「水戸の城下町マップ」を基に、当時の水戸城下を取り巻く街道の整備状況や、生活の様子などをご説明いただいた。講演終了後には、河和田住職、小野寺教授にも同席いただき茶会を開催した。季節を表現した色とりどりの美しい和菓子を堪能しながら、参加者同士交流を深めた。続いて行われたアトラクションでは、比ひ気き由ゆ美み子こ氏の三味線演奏、Yoriko氏による箏の演奏が披露され、普段身近に聞くことのできない邦楽の素晴らしさに感銘を受けた。今回、初めて報佛寺に訪れた人も多く、身近な場所にある歴史を再発見する良い機会となった。5月14日に七ツ洞公園で西部ブロック協議会「秘密の花苑応援事業」を開催した。同事業は当所が今年120周年を迎えるにあたりブロックの記念事業として企画・実施したもの。34人が参加した。開催に先立ち、和田祐之介会頭と内田敏雄西部ブロック会長は、「日本有数の英国式庭園で、西部ブロックの貴重な地域資源である七ツ洞公園を広くPRするとともに積極的に活用することで、七ツ洞公園の魅力を感じていただきたい」と述べた。同事業に協力いただいた水戸市植物公園西川綾子園長や七ツ洞公園の秘密の花苑の管理を行っている水戸イングリッシュガーデンクラブの和田聡会長にもあいさつをいただいた。記念セレモニーでは、水戸商工会議所120周年記念として4種のイングリッシュローズを公園に寄贈した。秘密の花苑には、たくさんの種類のイングリッシュローズが咲き誇っており、5月中旬から開催されたイングリッシュローズフェアーでも飾られた。記念セレモニー終了後は、西川園長、水戸イングリッシュガーデンクラブの方々の協力と指導を受けながら、季節の花の植替えを行った。植替え後の秘密の花苑は、季節を感じられる四季折々の花に囲まれ、誰もが楽しめる場所になった。7月上旬まで、七ツ洞公園ではさまざまな催しが続くので、ぜひこの機会に足を運んでいただきたい。水戸商工会議所創立120周年・西部ブロック協議会記念事業水戸商工会議所創立120周年・西水戸ブロック協議会講演会「西水戸の歴史・魅力再発見」開催「秘密の花苑応援事業」開催?写真上・河和田住職、写真下・小野寺教授42016年6月No.656水戸商工会議所会報