ブックタイトル広報 常総 2016年7月号 No.126
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広報 常総 2016年7月号 No.126
5盛土が終了した若宮戸の堤防完成した堤防の見学会関東・東北豪雨で鬼怒川堤防が決壊した三坂町で、国土交通省下館河川事務所が進めていた新しい堤防の建設が、5月27日に完成しました。完成した堤防は、全長201m、高さ約5・4mで、高さは従来の堤防より最大で1・9m高くなりました。工事は今年の1月から開始され、工事用道路の建設や仮堤防の撤去を行った後、盛土・転圧・整形、大型連節ブロック設置などが順次実施されました。特に、川側のり面には、水の浸透を防ぐために遮水シートを敷き、その上に大型のブロックを設置したうえで、土と芝生で覆いました。なお、工事にあたっては、地権者と地元住民の方などに工事の進捗状況と内容を理解してもらうために、工事見学会が4回開催されました。5月9日に行われた3回目の見学会では、大型連節ブロックにメッセージを書き込む催しも行われ、参加した市民たちはそれぞれの思いや願いを書き込んでいました。関東・東北豪雨で鬼怒川から溢いっす水いした若宮戸地区で、国土交通省下館河川事務所は、3月28日から築堤工事を開始しました。工事は、全長約1・5kmの区間で行われる計画で、今回先行して工事が開始された区間は、慰霊塔周辺の940mです。工事は1期工事と2期工事に分けて実施。1期工事で高さ約3・2mの堤防を造り、その後2期工事でさらに1・6mの盛土を行い、最終的に堤防高は4・8mになる計画です。工事は順調に進み、1期工事の完了は8月末の予定です。6月19日には、地権者と地元住民の方などを対象とした第3回目の工事見学会が実施され、見学者たちは築堤工事の状況を見ながら、盛土が終わっている堤防の幅や高さを体感しました。また、漏水対策として、川側堤防の裾に打ち込む鋼矢板の打ち込み作業なども見学しました。関東・東北豪雨災害に対しての市の初動対応を検証する「市水害対策検証委員会」の第9回目の会議が6月13日に市役所で開かれ、高杉徹市長に検証結果の報告書が提出されました。同委員会は、外部の目から市の水害対応を調査するため学識経験者5人から構成。市職員や関係機関の職員などから延べ77回の聞き取りを行い、27年の9月9日の夕刻から12日までの市の対応を時系列で調べました。報告書は、1水害の概要2検証方法3検証報告4検証に基づく提言で構成されていて、このなかには、市が取るべき短期・中期・長期の対応に対して、77項目の改善要望が盛り込まれています。市では検証報告書をしっかりと受け止め、今後の復旧、復興、防災意識の向上、防災対策の確立にできるだけ早く取り組む考えです。検証報告書を提出する川島委員長(右)決壊現場に新堤防が完成若宮戸で築堤工事が開始外部の視点から市の水害対応を検証関東・東北豪雨関東・東北豪雨