ブックタイトル広報 常総 2016年7月号 No.126

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概要

広報 常総 2016年7月号 No.126

スウェーデンアメリカイギリス日本スウェーデンアメリカイギリス日本90%20本17本15本8本80% 70% 2%15健康はお口お口と歯から歯周病は、日本人の40歳以上の約8割が感染しているといわれています。歯周病の原因は、プラークに付着している粘着性の沈着物で歯周病菌といわれています。プラークは、毎日の正しい歯ブラシと定期検診で除去していくことが大切になります。口腔機能検査の結果を集計したところ、次のような傾向が見られました。・40歳以上の半数以上で、口腔内出血がみられた。・全体の約40%で噛む力が低下し、加齢とともに噛む力の低下がみられた。・口腔内の異常(噛む力の低下や出血など)が、加齢とともに増加していた。・喫煙者は、噛む力の低下や出血などがみられた。・口臭が気になる方は各世代にいた。・口腔機能検査の生活習慣の質問項目で、間食することが多いと回答した方が一番多く、各年代にそれぞれいた。以上のことから、40歳前後から多くの方に歯周病の初期症状が出ていることが推測できます。予防歯科先進国と日本の比較スウェーデンでは、歯周病・虫歯の罹りか患ん率が日本よりも圧倒的に低く、残存歯数も多く保てています。この違いは、定期検診に通う習慣にあります。日本の定期検診受診率は、わずか2%です。一方スウェーデンは、約90%と受診率に大きな違いがあります。また、70歳時の残存歯数を調査した研究では、スウェーデンでは20本残っているのに対し、日本は8本と半分以下です。このような結果からも定期検診を受けることで、歯周病や虫歯を予防できることが分かります。国保データをみてみると……県国保連合会のデータによると、入院外の医療費で一番高いのが、歯肉炎および歯周疾患となっています。当市では、40歳代から歯肉炎および歯周疾患の医療費が、県の平均よりも高くなっています。定期的な歯科検診を歯周病や虫歯の予防には、毎日の歯ブラシや正しい生活習慣に加えて、症状が出る前から定期的な歯科検診が有効と言われています。これまでの研究により、定期的に歯石除去や歯面清掃などの予防処置、指導を受けることが歯の喪失の防止に重要であることが明らかにされています。今日から正しい生活習慣や毎日の歯ブラシ、定期的に歯科検診などを受診し、これからも「健口」生活を手に入れ、「健幸」な毎日を過ごしましょう。◆問い合わせ=保健推進課?233111最後に歯医者さんに行ったのはいつですか?27年度常総市口腔機能検査の結果