ブックタイトル広報さくらがわ 2016年7月1日号 No.259

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概要

広報さくらがわ 2016年7月1日号 No.259

◆起源◆戴帽式は、中世ヨーロッパの修道院において、修道女が神に仕えることを誓う儀式に由来するといわれ、近代以降、看護師養成においてナイチンゲールの精神を受け継ぐための儀式として発展しました。日本では、慈恵看護専門学校(明治18年創設)で、布を渡し手製の帽子として被ることを許可したこと、聖路加高等看護学校(大正9年創設)で戴帽が行われたことが知られています。◆現在◆現在行われている戴帽式は、GHQの指導のもとで昭和22年10月に日赤看護専門学校において戴帽とキャンドルサービスなどの儀式が行われ、それを見学した人々が各地に伝えたものといわれています。◆儀式◆戴帽式は、看護師という職業を選び、看護の基礎を習得した学生が、ナースキャップを戴く儀式です。式の中で学生が火を灯ともした蝋ろう燭そくを持ちますが、これはナイチンゲールがクリミア戦争の時、ランプを持ち敵味方なく患者を見守ったことに因ちなんでいます。そして、「ナイチンゲール誓詞」を唱え、高潔な看護師になることを誓います。戴帽式の起源~現在~儀式ナイチンゲール精神を受け継ぐ岩瀬高校で戴帽式開催ちょっと教えて!6月3日、県立岩瀬高等学校で、「第45回戴帽式」が行われ、多くの来賓・保護者の皆さんや、在校生が見守る中、衛生看護科3年生34人がナースキャップを戴いただき、新たな誓いを立てました。戴帽式は、看護の基礎を習得した学生がナースキャップを戴く儀式で、本格的な看護実習を迎える3年生に、看護師への道を歩んでいく決意と心構えを自覚してもらいたいと願いを込めて行われます。式典では、髙たかはし橋郷さとし史校長から戴帽生にナースキャップを手渡され、ナイチンゲール像のキャンドルから灯火を戴いた後、看護師の誓いであるナイチンゲール誓詞を全員で唱え、高潔な看護師になることを誓いました。戴帽生を代表して中なかの野美み紅くさんが「喜びや感動とともに、責任の重さを感じています。患者さまの気持ちに寄り添い、少しでも笑顔が取り戻せるような看護ができるように努力します」と誓いの言葉を述べました。さくらがわ2016.7.13