ブックタイトル広報しろさと 2016年7月号 No.138

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概要

広報しろさと 2016年7月号 No.138

しろさと広報2016年7月16俳句短歌川柳おうちつまむれこうすものつまあたふくらなゐくどかろいださとまなびやかげこ浮雲のゆっくり流れ葱坊主仲田まちゑ大き葉の陰に隠れて梅雨の蝶瀬谷博子草原に母牛仔牛雲の峰飯村昭子羅を風と一緒に着てひとり鯉渕寿美恵夢に逢ふ亡夫は語らず明易し今瀬多代美県警の車追い越し夏つばめ寺門孝子甘い汁吸った政治家食中り富田多蔵川柳をやってみたい人募集中飯村孝一ずぼらだと言われた頃がなつかしき川原清遠八溝鮎の久慈川海原へ綿引英子桜散り風にさそわれ夫も散る袴塚良子鉢の位置少し動かし梅雨晴間森静江母校へと増ゆる嬉しさ青菫竹内幸子整然と広き農園デイ茶摘岩下金司外山空淡し棟の咲きてより田口勝元父が逝き四十数年経つ今もやさしい笑顔声まで恋し薗部光子頭垂る蛍袋の可憐さに昔女子の慎ましさ見富ゆ田欽子久々に訪ひたる実家は庭木々も古りてひそけく椿散りをり渡辺千紗子ウエディングドレス姿の娘の腕をとりて歩みく父ぎごちなし枝不美からたちの垣根なつかし学舎に新庁舎建ちて梅雨空に映ゆ島愛子一言を胸にしまいて気のおもし会話に少し気くばり欲しく坪井きよ子力強き羽音残して通り過ぐ雁の一群北へ見送る萩谷登喜子小さな手につかむ未来を思わせて曾孫その軽きを胸に抱けり冨田佐智子凛として木陰に咲けるむらさきのみやこわすれに春の夕暮大森久子わが生の証残さむ針と糸を友とし指の動きゆくまで青栁京子近所より貰ひし桃の花挿すに日毎蕾の膨み咲けり所美惠子熊本の大地震ありて避難せる十一万の苦しみ思ふ山形式妙「ゲートボール」くぐりて良しと思ほへば付け球ありて難さかみしむ杉山みちこ▲鹿島神社本殿あくなり?「登龍門の図」(鯉の滝登り)▲左:「双鶴の図」、右:「瓢箪から駒の図」ひょうたんろおうめんぎょうちょうこくながれづくりとうりゅうもんきっしょういんてんぽうあきよせでら「鹿島神社本殿彫刻」町指定文化財(彫刻)城里町の文化財さんぽ(一四)かしまじんじゃほんでんちょうこく町指定文化財「鹿島神社本殿彫刻」は、先月号で紹介した「悪路王面形彫刻」を有する高久の鹿島神社にあります。流造の本殿は、屋根下の龍・獅子・象などの霊獣の像によって護られ、右・左・裏側の外三面は、「登龍門」、「虎仙人」等の中国の故事や、「双鶴」などのおめでたい図柄の彫刻によって埋め尽くされています。これらの彫刻の作者や製作年代は明らかではありませんが、元々は吉祥院という寺院のものであったと言われています。吉祥院は、かつて高久に存在した真言宗のお寺です。徳川斉昭による水戸藩領内の寺院整理政策により、天保一四(一八四三)年に上入野の小松寺に寄寺となり廃されました。解説文/町文化財保護審議会会長小山映一問合せ教育委員会事務局?029-288-3135指定年月日/昭和四九年四月二〇日所在地/城里町高久管理・所有者/鹿島神社町指定文化財(彫刻)「鹿島神社本殿彫刻」城里町の文化財さんぽ(一四)かしまじんじゃほんでんちょうこく