ブックタイトルジオパークってなに?-常陸太田の大地の恵み-
- ページ
- 35/42
このページは ジオパークってなに?-常陸太田の大地の恵み- の電子ブックに掲載されている35ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは ジオパークってなに?-常陸太田の大地の恵み- の電子ブックに掲載されている35ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
ジオパークってなに?-常陸太田の大地の恵み-
なべあしやま鍋足山常陸太田市の里美地域は、ぐるっと周囲を多賀山地の山々に囲まれています。その山々の多くは険しい山というよりは、比較的なだらかでりょうせん曲線的な山体であるのですが、その中でひとつだけ、鋭い稜線をもち、なべあしやまひときわ目立つ山があります。それが鍋足山です。なべあしやまでは、いったいなぜ鍋足山だけが周囲と異なって鋭くゴツゴツした形をしているのでしょうか?鍋足山なべあしやま鍋りょうせん足山の稜線からの眺望なべあしやま鍋足山のでき方なべあしやま鍋足山には、トレードマークともなっている立派な3つの峰があります。それらは次のようにしてできました。なべあしやままず、鍋足山を作っている岩石は、他の多賀山地の山とは異なる「男かくれきがん体山火山角礫岩」という岩石です。この岩石は熱いマグマが海底で噴火したことにより、表面が冷やされ、バリバリに割れているのが特徴です。また、この岩石が多く広がっている地域は固く、風化やしんしょく浸食に強いため、断崖地形を作りやすいのも特徴の一つです。なべあしやまなべあしやまつまり、多賀山地で鍋足山だけが険しい山体を持つのは鍋足山がかくれきがん「男体山火山角礫岩」からできているからなのです。34