ブックタイトルジオパークってなに?-常陸太田の大地の恵み-

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概要

ジオパークってなに?-常陸太田の大地の恵み-

かんすいせき寒水石とは?かんすいせき茨城県北部から産出する「結晶質石灰岩」のことを寒水石といいます。結晶質石灰岩とは、別名「大理石」ともいいます。石灰岩がマグマの熱を受け、接触変成作用で再結晶したものであり、変成岩の一種です。3cm真弓山特徴として、上の写真のように純白です。また、薄く加工したときにゆうが透過する光の色彩の優雅さが挙げられます。加えて、岩石としては柔ら※かいです。(モース硬度3)主に建築材料、装飾用、セメントの原料などとして、広く活用されています。かんすいせき寒ばいりんはっけどうこんりゅう水石は、弘道館公園の梅林の中にある八卦堂内の弘道館碑を建立するために、文政年間(1818 ? 1830年)に採掘がはじまりました。こそうしれが、日本の大理石採掘の創始とされています。かんすいせき寒水石の由来は伝説によると…せいばつとあぎょうけつかんすいせき「源義家奥州征伐途大雪に遭いし折り、凝結して石と化し寒水石と名ひざかけいし付けし」と伝えられています。真弓神社境内には、義家膝掛石としてかんすいせき寒水石が残され名所となっています。とぎょくせんいづつかんすいせきまた、偕楽園の吐玉泉の井筒にも寒水石は利用されています。32