ブックタイトル大洗町 町制施行60周年記念誌
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大洗町 町制施行60周年記念誌
3ごあいさつ大洗町町制施行60周年にあたり、多数のご来賓ならびに町民の皆様のご臨席を賜り、記念式典が盛大に開催できますことを大きな慶びとするところであります。大洗町は、昭和30年に夏海村を編入して、現在の姿になってから今年で60年、併せて昭和60年の大洗鹿島線開業および大洗港フェリー就航から30年という節目の年を迎えることができました。本町は、日本三大民謡のひとつ「磯節」でも歌われる白砂青松の景勝地であります。全国の各種百選にもいくつも選ばれているように誇れる資源にも恵まれており、穏やかな気候・風土の中で、古くから観光と漁業の町として親しまれております。今日の大洗町の発展の礎を築いたものは、重要港湾に指定された大洗港の整備と、原子力研究施設の誘致の2つの大きなプロジェクトであります。さらに、大洗港フェリー就航、大洗鹿島線開業、北関東自動車道全線開通・茨城空港の開港など、陸海空の交通の結接点として恵まれた環境を有し、年間500万人余の方々を迎え入れる観光産業と地場産業が融合する町、そして、豊かな自然、歴史・文化遺産のみならず、スポーツ・音楽・教育等の魅力を兼ね備えた町として発展をしてきたところであります。これもひとえに、国県のお力添えとともに、多くの先人をはじめとする町民の皆さま方の日頃からの努力の賜物であると、心から敬意と感謝を申し上げます。そのような中、4年7ヶ月前のあの東日本大震災により、わが町も未曾有の甚大な被害を受けました。しかし、この惨事にも、町民が心をひとつにして復旧・復興に当たれたことは大きな誇りであり、必ずや将来への糧となることでしょう。また、被災時に全国から頂いた温かいご支援は決して忘れてはなりません。国の集中復興期間の最終年度である今年は、「復興への総仕上げ」を掲げております。また、復興から創生へ向け今後5年の歩みが重要となってまいります。今後も震災前を凌駕する賑わいを取り戻すべく全力を傾注してまいります。本日の式典が、70周年・80周年に向けて、「未来を拓く大洗」への新たな第一歩であります。これまで培ってきた「人」・「まち」・「海」の三つの財産を最大限に活かしながら、豊かな自然環境と健康・医療に科学が融合し、観光と主産業の調和の取れた「人が輝き海が育むふれあいの町」に向けまい進してまいります。また、次代を担う子ども達のために、豊かな教育環境をより一層充実させてまいります。どこにもない魅力的な教育、子ども達がすくすくと笑顔で育つまち、世界中どこに行っても活躍でき大洗町で育って良かったと思えるまちを目指してまいります。今後とも、私の信念でもあります人情味あふれた温かくてどこにもないオンリーワンの魅力的な町として発展を遂げられますよう、まち・ひと・しごと地方創生事業の充実を期すとともに、町民一人ひとりが主役となり、対話と協働による町民参加のまちづくりに対しまして、気概を持って取り組んでまいりますので、引き続き、ご理解とご協力を賜りたく、心からお願い申し上げます。平成27年10月24日ごあいさつあす