ブックタイトル茨城県立笠間陶芸大学校/平成28年度学生募集
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茨城県立笠間陶芸大学校/平成28年度学生募集
笠間陶芸大学校開校にあたって笠間焼の起源は江戸時代の安永年間(1772~1780)にさかのぼり、関東随一の歴史を誇ります。すり鉢や水がめなどの厨房用粗陶器類の生産により発展し、戦後の生活様式の変化に伴い工芸陶器への転換と拡大を果たした後、現在の自由な作風を特色とする、個性あふれる作家型の産地となりました。このような中、茨城県窯業指導所は、笠間焼の技術指導や後継者の育成を行うための試験研究機関として、昭和25年の設置以来延べ800人を超える人材を輩出し、産地の発展に大きく貢献してまいりました。一方、現代陶芸においては、伝統的な工芸技術による地場産業としての陶磁器の生産だけでなく、作家個人の感性による新しい造形表現の発展が目覚ましく、多様な技法や表現方法はもとより、ものづくりにおける「考える力」や「表現する力」を持った人材が強く求められています。このため、県では、これまでの窯業指導所における人材育成方針を一新し、「茨城県立笠間陶芸大学校」を開校することといたしました。笠間陶芸大学校は、専門的な知識と高度で多様な技法・表現方法の習得はもとより、特任教授との対話や学生同士の議論を重ねながら土と向き合うことにより、陶芸を根本から学ぶ場となります。笠間という、歴史と伝統を受け継ぎながらも作家の個性や多様性を受け入れる自由な気風の産地において、確固たる技術を土台として独創性のある技法やデザインを自ら確立し、個として考え、表現できる力を育むことにより、現代陶芸をリードし、世界に大きく羽ばたけるような人材の輩出を目指してまいります。陶芸を志す多くの皆さんが、笠間陶芸大学校の門戸を叩いてくださることを願っております。茨城県知事橋本昌2Kasama College of Ceramic Art