ブックタイトル広報ごか 2015年2月号 No.794
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広報ごか 2015年2月号 No.794
広報ごか2015.2 4第20回五霞町青少年の主張大会が12月15日、五霞町中央公民館講堂において盛大に開催されました。当日は、町長を始め町議会議員、教育委員、各小中学校PTA会長、社会教育委員、民生委員、青少年育成町民会議委員など多数の来賓や一般聴聞者が出席する中、各小中学校から選抜された10名の児童生徒が、日頃の考えや思い、また将来の夢などを力強く発表しました。受賞者は次のとおりです。《受賞者名》(敬称略)○五霞町青少年問題協議会長賞五霞中学校3年中川琴こと音ね○五霞町議会議長賞五霞東小5年栗原隼しゅんた太○五霞町教育委員会教育長賞五霞中学校2年栗原二にちか千翔○青少年育成五霞町民会議会長賞五霞中学校1年隈元由ゆう太た○五霞町青少年相談員協議会長賞五霞中学校3年田辺諒りょういち一○優秀賞五霞西小学校5年荒川雄ゆうさく作五霞東小学校6年中村友とも音ね五霞西小学校6年須釜渉わたる五霞中学校1年篠﨑那なつ月き五霞中学校2年山田和かず輝き□■□■□■□■□■□■□■「東京と五霞」五十キロを結ぶボランティア五霞中学校3年中川琴音皆さんは、五霞町に「東京から50キロ」という標識があるのをご存知ですか?幼い頃、母や祖母と一緒によく遊んだ堤防で、その標識を見た私にとって「東京はとても遠い場所」という印象が強く「歩いて東京まで行くなんて無理!」と思っていました。ところが、そんな不可能だと思っていたことを、実現している人たちがいます。それは「柴又100キロマラソン」に挑むランナーたちです。江戸川から利根川の堤防を走り、ちょうど50キロ地点となる五霞町を折り返して、再び柴又に戻るというマラソン大会です。50キロを歩くことさえ無理だと思っていた私にとって「まさか往復100キロを走るなんて!」という驚きを感じるとともに「実際この目で見てみたい!」と強く興味をひかれる大会でした。そして、それは思わぬ形で実現したのです。それが私にとっての小さくて大きな挑戦となりました。実は、私はとても人見知りをしてしまいます。中学1年生の頃は、初めての人と話すことはもちろん、クラスメイトと自然に話したり、本当の自分を出すということが全くできませんでした。しかし、去年の夏休みにリーダーズシップ・トレーニング・センターに参加して以来、少しずつ自分からクラスメイトに話しかけたり、人前でも大きな声で自然に笑ったりできるようになってきました。そこで、この「柴又100キロマラソン」のボランティアに参加してみようと思ったのです。「初めて会うランナーの方々に笑顔で声を掛けることができるだろうか…」そんな不安を抱いて、緊張しながら迎えた当日、その不安や緊張を取り除いてくれたのは、他ならぬランナーの皆さんでした。既に50キロを走り、疲れているはずの皆さんは、私が緊張した声で「頑張ってください」と声を掛けると、笑顔で「ありがとう」と返してくれます。五霞町は給水所の中で唯一野菜を提供しているので、特産のトマトやキュウリも「おいしいね」と笑顔で食べてもらえました。そのキラキラと眩しい笑顔につられて、私も徐々に自然な笑顔で話しかけることができるようになっていました。さらに100キロ完走できなかったランナーの方に「ボランティアのおかげでとても良い大会だった。完走はできなかったけれど良い思い出になったよ」と言っていただけたときには、照れ臭かったけれどとても嬉しくなりました。私はこれまでボランティアがランナーを支えるものだとばかり思っていましたが、いつの間にかランナーの皆さんの感謝の言葉や笑顔に支えられている自分がいることに気が付きました。今回のボランティアを通して、私もいつか相手に元気と勇気を与えられる人間になれるよう、努力したいと思いました。次はぜひ、地震などの被災地でのボランティアにも挑戦したいです。□■□■□■□■□■□■□■第20回五霞町青少年の主張大会