ブックタイトル広報つくばみらい 2015年1月号 No.105

概要

広報つくばみらい 2015年1月号 No.105

4川口先ほど中島さんから歩道の話が出ましたけれども、谷原小学校のまわりは農村地帯で、田んぼが非常に多い地域です。夕方になると真っ暗で、街灯がないんです。親が迎えに行かないと危ない。死角になりやすいようなところもあり、変質者が出ることもあります。友達の家に遊びに行くにしても、自転車での移動になるので、どうしても安全面に不安があります。そういった意味で、街灯ができ、明るいところができると、子どもたちも安心して動けるのかなと思います。市長中島さん、川口さん、ご意見をありがとうございます。道路の安全について、就任当初より私は「歩道のない道路は道路でない」というキャッチコピーを掲げて取り組んでいます。本来、道路をつくる時は歩道をつくりなさいというのが決まっているんですが、県道や市道は、現実問題として財政上の理由で歩道がつくれないという実情があります。ですが、私は道路というのは、子孫に残す大切な財産だと思っています。ですから「歩道のない道路は道路でない」事業をスタートさせました。これは、市内にある危険個所をリストアップして、その中でも特に重要な１４６カ所をこれから10年かけて改善していくというものです。それが市民の皆さんの、人の命を守るということだと思っています。街灯に関しては、小絹地区とみらい平地区以外の所は確かにまだまだ少ないのが現状です。田んぼ道の中に街灯をつけるというのは、現実的に困難な場合も多いんですね。とはいえ、そういった道を利用している人も少なからずいるわけです。本当に街灯に関しては、いろいろな地区の方からご意見をいただきますので、どういう風にしたら良いのかを検討していかなければいけないと思います。鈴木最近私が感じていることですが、子どもたちが遊ぶ環境のせいか、体力面を考えたとき、子どもたちの体力が昔に比べて低くなっている印象があります。やはり体育の授業だけではなく、外で元気に走り回って遊ぶ、いわゆる外遊びが非常に重要だと思います。最近、そういう子どもたちの遊ぶ環境や場所が少ない、不足しているのではないかと切実に思っています。道路で遊ぶと危ないとか、公園ではやはり変質者の心配とかいろいろとあり、親も安心して子どもを遊びに出せなくなっています。友達の家に遊びに行くにも、親の送迎が必要というのが現状だと思います。もう少し、子どもたちが安心して遊べるようなスペースがあればいいかなと思います。齋藤わたしも、鈴木さんと同じ意見で、子どもは、天気の良い日は元気に外で遊ばせて、体力をつけるのが一番だと思っています。小張小学校でも、夏休みに1週間から10日くらいですが、学校でプール開放をやっています。ただ、そのプール開放を実施するにしても、やはり監視員が必要ですので、プール監視の補助員という立場で、ＰＴＡ会員の保護者にお手伝いをお願いしています。ですが、そのお手伝いにくる保護者の皆さんの話を聞くと、万が一事故が発生した時のことを考えると、非常に不安があるということです。今年と去年は、近隣の大学生にアルバイトをお願いして、プール開放を実施しましたが、万が一の事故の時に、アルバイトの大学生の方に事故の責任を押しつけるというわけにもいきません。可能であれば、プール開放や監視員の確保に関して、市にも協力してもらえたら、と思っています。市長鈴木さん、齋藤さん、ありがとうございます。そうですね、子どもたちが遊べる場、安心して遊べる場所については、私も必要だと思いますし、そういうものはつくっていかなければいけないと思っています。公園に関しては、なるべく外から見通しの効くように、木で周りを覆わないようにするなど、そういったことを考えて整備をしています。夏休みのプール開放については、私も悩んでいます。業者に確認したところ、やはり夏休みの１日、その時間帯だけの監視員の派遣は非常に難しいようなんです。年間を通じての仕事ならいいんですが、夏休み、しかもその期間だけというのは。ですから、やはりＰＴＡの皆さんにお願いして、ご協力をいただいて実施することが好ましいのかな、と思っています。いずれにしても、全部の学校で同時に実施するのが難しければ、交代で順番に実施するなどの方法も、検討する必要があるかなと思います。