ブックタイトルいばらきヘルスロード コースマップⅡ

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概要

いばらきヘルスロード コースマップⅡ

体温を調節するためにとても重要な働きをしている汗は、3~6l程度の血液中の水分(約50~55%)が体の外にでたものです。つまり、汗をかくほど血液中の水分は減り、血液は濃縮して流れが遅くなってしまいます。そのまま放っておくと、日射病や熱射病などの熱中症、脱水症状、脳血栓や脳梗塞・心筋梗塞を引き起こす確率が高まります。また汗には水分だけでなく、身体に必要なミネラル分(カリウム、ナトリウム、塩素など)も含まれています。著しく激しい運動では、1日の発汗量が5~6l(1時間に2~3l)にも達し、ミネラルの喪失→電解質バランスの失調→筋肉のけいれんという悪循環を招き、血糖値も低下します。このように水分、ミネラル、糖分の補給は、非常に重要です。運動量、気温や湿度(低いほど発汗量は増える)によっても異なりますが、通常20~30分ごとに100~200 ml程度の冷たい水(5~8℃)、お茶、スポーツ飲料または野菜ジュースや果物ジュースをとるとよいでしょう。発汗量が多い場合、食塩の補給が必要となります。留意:速く歩く(走る)と不整脈の数は減る傾向にある。しかし、不整脈が増えたり、悪化する例もある。ホルター心電図を記録してもらうのがよい。─59─