ブックタイトル大洗町幕末と明治の博物館
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大洗町幕末と明治の博物館
幕末・明治の想いを未来へ伝えるために。[当館の沿革]志士たちの息づかい、体温が伝わる。─幕末から明治期の志士・元勲たちの書画を数多く収蔵しています。[主な収蔵作品]① 錦絵「愛宕山集合之図」② 田中頼章 六曲屏風③ 坂本龍馬 書状(秋山先生宛)④ 錦絵「禁門の変(日本外史之内)」⑤ 扇散蒔絵書棚[茨城県指定有形文化財]⑥ 吉田松陰 書(漢詩)⑦ 徳川光圀 肖像画(林東宏 画)⑧ 徳川斉昭 肖像画(林東宏 画)⑨ 大正天皇 書「力行不惑」⑩ 藤田東湖 書(扇面)⑪ 藤田東湖 肖像画(林東宏 画)⑫ 旭日丸(推定模型)常陽明治記念館時の聖像殿と陳列館(現・別館)①③④⑥⑦⑧⑩⑫⑨⑤② 大洗町幕末と明治の博物館(旧・常陽明治記念館)は、昭和4年4月に明治天皇像を奉ほうあん安した聖像殿を開館したことから始まりました。その後、館の運営のため同6年5月に財団法人常陽明治記念会が創設され、さらに同7年に陳ちんれつかん列館(現・別館)を建設し、聖像殿とあわせて長く館の基礎をなすこととなりました。 この館の創立者は、宮内大臣として明治天皇のご信頼が厚かった田中光みつあき顕 伯爵です。田中伯は、明治天皇像及び御下賜品をはじめ幕末の志士や明治の元げんくん勲の書画、美術工芸品を寄贈し、館の充実を図りました。その後、田中伯の意を汲んだ多くの方々より寄贈・寄託がなされました。 また、当時の磯浜町(現・大洗町)は、聖像殿の用地として、現在地を提供し、田中伯の最大の協力者である竹内勇ゆうのすけ之助氏(当時・水浜電車㈱専務取締役)は、物心両面の支援をしました。 開館から60年余りたった平成9年11月、建物の老朽化も進み、また時代もいろいろと変化したことから、新館を増設して展示内容を見直すとともに館名を「幕末と明治の博物館」としてリニューアルオープンしました。 常陽明治記念会は、貴重な文化財を離散することなく、保管・維持管理するためにその財産を平成22年6月1日に大洗町に寄贈し、町営の「大洗町幕末と明治の博物館」として開館しました。 平成23年3月11日に発生した東日本大震災により聖像殿が被災したため、平成24年8月に改築竣工し、同年9月より新しい聖像殿を一般公開しました。創立者 田中光顕(26歳)⑪