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概要

偕楽園と弘道館

水戸藩第九代藩主徳川斉昭1800?1860大洗町幕末と明治の博物館藩主就任と藩政改革の推進とくがわなりあきれっこうはるとし徳川斉昭(烈公)は,寛政12年(1800)に第七代藩主治紀の三男として江戸の小石川藩邸に生まれ,30歳で藩主に就任しました。就任後すぐに藩政の改革に取り組み,倹約の徹おいとりがり底、軍政の改革と追鳥狩(下図)の実施,藩内総検地,弘道館じょうふと偕楽園の造成,定府制の廃止など諸政策を推進します(天保の改革)。しかし,弘化元年(1844),改革の行き過ぎなどをちし理由に幕府から致仕謹慎を命じられ,藩主を退きました。追鳥狩行列図(部分)茨城県立歴史館所蔵斉昭関係略年表寛政12年(1800)七代藩主治紀の三男として誕生文政12年(1829)九代藩主となる(30歳)天保4年(1833)はじめて水戸に帰国する(34歳)天保8年(1837)天保の改革を始める(38歳)天保11年(1840)帰国,追鳥狩・検地など実施(41歳)天保12年(1841)弘道館の開設(42歳)天保13年(1842)偕楽園の開園(43歳)弘化元年(1844)幕府の命で致仕謹慎(45歳)嘉永2年(1849)藩政関与を許される(50歳)安政6年(1859)安政の大獄、水戸に永蟄居(60歳)万延元年(1860)謹慎中の水戸城中で没する(61歳)