ブックタイトルいばらきの社会福祉 2018年3月号 No.309
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いばらきの社会福祉 2018年3月号 No.309
せられるなど、住民が主体となって三世代交流が行われていました。「今日は、国田義務教育学校の多くの生徒が環境浄化活動に参加し、子どもたちのなかからも『地域の役に立てて嬉しい』という声があがっています。今後も地域活動に積極的に参加させていただき、子どもたちにとって、『自分たちは地域の一員だ』という思いを育んでいければと思います」(国田義務教育学校教頭 山本一典さん)子どもたちの心を育む活動を続けていく最後に、今後の活動について、各地区の自治会長・社協副支部長の皆さんはそれぞれ次のように語ります。「国田地区は子ども会や部活動、またはPTA の皆さんなど、『みんなで一緒に参加しようよ』というムードにあふれ、子どもたちも主体となって参加したいという気持ちが強いと思いますね。今後も住民同士の関わり合いを維持していきたいと思います」(小田倉さん)「日本各地で課題となっているように、国田地区でも人口減少や過疎化の問題がありますので、地域住民が主体となってこうした問題を受け止め、あるいは地域の人口を増やしていければと思っています。そしてゆくゆくはここに住みたいと思ってもらえるような地域にしていきたいですね。そのためには、三大行事の夏祭り、敬老会、市民運動会をはじめ、さまざまな地域のイベントを通して、地域住民が集い、お互いに連携をとって、話し合いができるような場が大切だと思います。なかなか三世代が交流する場が少ないと思いますので、夏祭りで行う盆踊りのような三世代交流は貴重な機会だと考えています。イベント後の反省会では、皆さんから忌憚のないご意見をいただき、さまざまな行事に活かしていければと思っています」(下国井町区長、実践会・社協国田支部副支部長の根本正一さん)「繰り返しになりますが、国田地区は実践会と社協のメンバーが重複していますので、まとまりやすく、なにをやるにしてもスムーズに機能しやすいというのが特徴といえます。例えるなら車の両輪と同じですね。どちらが欠けてもうまく機能しません。国田の子どもたちは本当に素直です。昔ながらの三世代交流がきちんとなされている証拠だと思います。今後もこの活動を続けていきたいですね」(田谷町区長、実践会・社協国田支部副支部長の石川幸一さん)地域コミュニティの希薄化が問題視されているなか、文字通り、子どもから大人まで、住民が主体となって三世代交流が行われている場がここにはありました。(※注)国田義務教育学校は、水戸市内全域から通うことができる小規模特認校(施設一体型小中一貫教育)です。平成26 年4 月から同制度を導入し、小規模特認校ならではの少人数教育の良さを生かした、きめ細やかな指導やタブレットを活用した授業、または国田の豊かな自然を生かした40 年にわたるホタルの研究・飼育など、特色ある教育を行っています。7平成30年3月25日 いばらきの社会福祉 No.309国田義務教育学校の山本一典教頭作業終了後は、美味しい「豚汁」をご用意!昼食の様子。参加者全員で美味しくいただきます!国田地区敬老会の様子。子どもたちが元気よく太鼓を叩きます!ふれあい食事会ではフランダンスを披露♪回収したゴミは市民センターでまとめます