ブックタイトルいばらきの社会福祉 2018年3月号 No.309

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概要

いばらきの社会福祉 2018年3月号 No.309

豊かな自然に囲まれている「国田地区」水戸市の中心部から北西約10kmに位置し、那珂川が流れる田園地帯で、上国井町、下国井町、田谷町の3地区からなる「国田地区」には英国式庭園の「七ツ洞公園」もあり、緑豊かな自然を満喫することができます。そんな同地区で「豊かで潤いのある住み良い地域作り」を掲げ、精力的に地域活動をしているのが、国田地区自治実践会と社会福祉協議会国田支部の皆さんです。「国田地区の地域活動には、おもに自治実践会と社会福祉協議会国田支部の2 つの組織があります」「通常、実践会と社協は、別々の役員で構成されていますが、国田地区では、ほとんど同じメンバーで2 つの活動を兼務しています」と語るのは、上国井町区長、国田地区自治実践会会長、水戸市社会福祉協議会国田支部長を務める小田倉康家さん。実践会は総務部やスポーツレクリエーション部、保健厚生部などの各部会で構成され、おもに保健厚生部のメンバーが中心となって、社協の支部活動を行っているといいます。「社協の活動としては、大きくわけて4 つあります。それが、①毎年9 月の第4 日曜日に行う『敬老会』、②独居老人の方々に食事等のサービスを行う『ふれあい食事会』、③『米寿の祝い』、そして④『青少年のための社会環境浄化活動』です。このうち、米寿の祝いでは、上国井町、下国井町、田谷町の3 区長・社協国田支部支部長、副支部長と国田地区の民生委員が一緒に、88 歳を迎えた方のご自宅を訪問し、お祝いのお花等を贈呈して、普段の生活上の困りごとや食事のことなど、さまざまなお話を伺います。ここで聞いた貴重なお話は、私たちの勉強になることはもちろん、そのお話をほかの方に伝えることで、地域住民と一緒に「長寿の秘訣」を学ぶこともできます。また、本日実施した青少年のための社会環境浄化活動は『地域で育てよう地域の子ども』のスローガンのもと、心豊かで自主性のある子どもの育成を目指し、3 地区が合同になって行うものです」(小田倉さん)世代間交流が行われる「環境浄化活動」平成29 年11 月26 日(日)の取材当日、午前8時半から国田義務教育学校(※注)の子どもたちをはじめとする国田地区の住民や社協職員が参加して、地区内の空き缶等のごみ回収を実施しました。この環境浄化活動以外にも地区ごとに年に3 回、大人を中心に浄化活動を行っているといいますが、3地区合同で行うのは1 年に1 度だそうです。作業終了後は、参加者全員が国田市民センターでお弁当や地区青少年育成会手作りの豚汁を味わいました。昼食時には、子どもたちがさまざまな世代の方と当日のごみ回収を振り返ったり、学校や部活動のことを話し合ったり、なかには「30 年ぶりに子どもたちと一緒に食事を楽しんだよ」という住民の方の声も寄水戸市社会福祉協議会国田支部国田地区自治実践会「地域・社協・学校が一体となった世代間交流事業」平成29 年11月26 日取材水戸市地域福祉活動レポート!国田地区の住民が国田市民センターに集合して当日の流れを確認する様子子どもから大人まで一緒になって地域の清掃活動を行います(左)下国井町区長の根本正一さん、(右)田谷町区長の石川幸一さん6No.309 いばらきの社会福祉 平成30年3月25日上国井町区長の小田倉康家さん