ブックタイトル広報 古河 2018年5月号 No.152
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広報 古河 2018年5月号 No.152
広報古河 2018.5 - 16 (左)金谷登 さん(女沼・67歳) (右)吉岡久夫 さん(古河・75歳) 奥深い風景写真の世界へ風景写真を専門に 金谷さんが写真撮影を始めたのは20歳の頃。列車が好きで蒸気機関車と風景を合わせて写真に収めるためでした。その後一時離れますが、47歳の頃に、本格的に風景写真を撮り始めました。 吉岡さんは、定年後に何か始められることを探していた時、魅力的な写真に出会いました。誰が撮っても同じものだと思っていた写真が、撮る人によってまるで違うものに見えることに気付いたことから、写真に魅せられたと言います。 日常で何気なく目にしている風景が、実は古河にしかない特別な風景だと気付くことが撮影のポイントだと教えてくれました。気持ちを高め撮影へ 写真は構図が第一。「そこにしかないもの」を大切にしており、無意識にフレームをイメージして物を見るという金谷さん。被写体は常に変化し、同じ写真は二度と撮れない、まさに一期一会ですと楽 毎年12月に開催されている渡良瀬遊水地フォトコンテスト。平成29年度最優秀賞を受賞した吉岡さんと、平成28年度最優秀賞を受賞した金谷さん。数々のコンテストで入賞を重ねている2人に、写真への思いとその魅力について伺いました。しそうに話します。 吉岡さんは、星を撮るときなど、撮影開始1時間前には準備を整え、時を待ちます。一瞬を逃さず、最高の状態を撮影するため集中力を高めます。息遣いも気になるほど静寂のなかでの撮影。構図、光、影、風、雲の流れ、そこにある全てが組み合わさることで最高の瞬間を捉えることができるそうです。 撮影の後はいつも、風景にありがとうと言い、撮らせてくれた風景への感謝を忘れないようにしていると満面の笑顔で話します。その人の心が映るもの 数々の入賞作品を生み出している2人が口をそろえるのは、まだ道半ばであるということ。これからも自身の理想を追い求め、撮り続けたいと話します。風景写真は人生そのもので、時々の心を反映するとこれまでを振り返ります。 写真は、人により基準が異なり、正解のない奥が深い世界。「入賞は結果であり、目標ではない。これからも自分自身が納得できるものを多く残したい」と熱く語る姿が輝いていました。▲「序章」 撮影:金谷登さん▲「静かに明ける」 撮影:吉岡久夫さん