ブックタイトル広報筑西People 2017年11月1日号 No.188
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広報筑西People 2017年11月1日号 No.188
波山は、下館町に住む高齢者や戦没者遺族へ鳩杖や香炉、観音像を贈ったほか、晩年には、郷里の若者の勉学のため私財を投じるなど、故郷への愛情を持ち続けました。このお金を基金として、「板谷波山奨学金」が創設されました。 昭和8年から下館町に住む80歳以上の高齢者へ贈られた鳩杖は、波山が数え80歳になるまで19年間、戦後の混乱時代も途切れることなく続けられました。その数は約260本にもおよびます。ITAYA ー神林正雄・節子御夫妻コレクションの一部をご紹介ーしもだて美術館彩さい磁じ 蝶ちょう貝がい名めい刺し 天 ざ皿ら 大正前期 てん目もく茶ちゃ?わん彩 (黄金) 昭和 19 年頃 さい磁じ 椿つばき文もん茶ちゃ碗わん 昭和38 年板谷波山記念館 県指定史跡である波山の生家や、東京・田端の工房から移築した三さん方ぽう焚たき口ぐち倒とう?えん式しき丸まる窯がま、展示館などがあり、板谷波山の足跡を辿ることができます。午前10 時?午後6時(月曜休館)甲866?1 ?25?3830午前10 時?午後6時(月曜休館)丙372 ?23?1601 筑西市出身の陶芸家・板谷波山、洋画家・森田茂の2 人の文化勲章受章者をはじめ、郷土にゆかりのある作家の作品を所蔵・展示するほか、多彩な企画展を開催しています。波山の作品を見に行こう!鳩杖ふるさと愛 芸術家として常に自らの理想を追い求め続けた波山は、終生質素な暮らしを送ったといいます。そうした中でも常に故郷〝下館〟へ心を砕いた波山は、陶芸家としての功績だけでなく、その人柄から、今日も故郷の人々に愛され続けています。 香炉は、昭和12 年に勃発した日中戦争の際、郷里の戦没者遺族に贈られました。その後戦局が悪化し、遺族の増加により香炉から土型による観音像の制作へと変わりましたが、これらも、終戦から11年を経た昭和31年までに、すべての遺族に贈られました。その戸数は、合わせて270戸余りです。香炉・観音像人間・板谷波山鳩杖香炉観音像3