ブックタイトル広報筑西People 2017年11月1日号 No.188
- ページ
- 13/24
このページは 広報筑西People 2017年11月1日号 No.188 の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 広報筑西People 2017年11月1日号 No.188 の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
広報筑西People 2017年11月1日号 No.188
西條八十写真今年で24回目の公演を迎えています。「初回は、ビール箱を針金で結び、その上に板を乗せて、約50人で2日間かけて舞台を作りました。あまりにも大変な仕事なので、毎年この作業を続けるのかと弱音を吐きましたが、何とか続けてこられました」と話す古田部委員長。第4回からは、鉄骨の土台に所作台を乗せる設置方法となり、どんな場所にも同じ舞台が組めるようになったそうです。第5回からは、地元の子どもたちが舞台に立ち、より一層地域に根ざしたイベントとなりました。 自前の舞台設備を持っているということで、日本各地で舞台の設置を行っ星野 道子さん (向上野) 4月初旬、一流の能楽師・狂言師が出演して開催される「明野薪能」。幽玄な舞は、来場者を別世界へと誘いざないます。第3回から20年以上にわたり実行委員長を務める古こ たべ田部光みつのり文さんに、これまでの活動について伺いました。 平成4年、当時の明野町に公民館大ホール「イル・ブリランテ」が落成したのを機に、地域に伝統文化を根付かせたいと願う住民ボランティアにより明野薪能実行委員会が結成されたそうです。交流のあった能楽師大おおくら倉正しょうのすけ之助さんの舞台プロデュースにより、平成5年に第1回公演が行われました。東日本大震災などで2度の開催見送りがありましたが、地域のテーマを市民の目線で市 民 記 者 の ペ ー ジているそうです。長野オリンピックには、外国の人々に日本文化を見てもらう催しの舞台設営を行いました。他にも、東京六本木アークヒルズや岩手県大おお槌つち町復興記念能楽など、全国から依頼を受けて出向き、明野薪能への賛助金をいただいています。明野薪能が入場無料で開催できるのは、実行委員の努力があってこそです。 「薪能を通して様々な経験ができました。大変なこともありますが、観てくださる人たちに喜んでもらえるから続けていけるのです」と話す古田部委員長。今後も継続していくために、若い人に実行委員に入って欲しいと思っているそうです。▲子どもたちによる大だいしょうつづみ小鼓連れんちょう調「高たかさご砂」明野薪能のはじまり明野薪能実行委員の活躍を紹介します日本の伝統文化を後世に伝えたい 明野薪たきぎのう能明野薪能にかける熱い思い▲舞台に立つ大倉正之助さん(大おおつづみ鼓)日本各地で活躍以前は野外での開催でしたが、現在はホールでの開催になり、花冷えの心配はなくゆっくりと観覧できます。13