ブックタイトル広報もりや 2017年10月10日号 No.640
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広報もりや 2017年10月10日号 No.640
13 広報もりや2017.10.10 上の2つの数字、いったい何の数だと思いますか? 2291頭は、平成28 年度に茨城県で殺処分された犬猫の合計数です。そして、下の1924人は、市内中学校の生徒数(平成29年9月1日現在)です。県では、平成28年12月に「茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」を制定しました。市町村や関係機関との連携を強化し、犬猫の殺処分を減らすため、さまざまな施策を展開しています。その成果もあってか、平成24年度には6374頭だった犬猫の殺処分が、平成28年度には、60パーセント以上も減少しました。しかしながら、まだ、1年間で市内の中学生の数を大きく超える犬猫たちが、殺処分という悲しい運命をたどっているのが現実です。人間の手を離れた犬や猫が保護・収容されているのが県動物指導センターです。その理由はさまざまです。飼い主の分からない犬猫は、一定の期間は保護されますが、その後は、殺処分されます。ま●特集 人と動物にやさしいまちづくりた、飼い主から引き取った犬猫は、原則として、即日処分されます。つまり、センターでの引き取りは、飼い主が動物の命を絶つことに他ならないのです。悲しい現実がある一方で、犬や猫の保護に尽力されている方もたくさんいます。実際、県では、平成28年度に殺処分数が減少した理由の一つとして、譲渡頭数の増を挙げています。譲渡登録団体などと協力・連携し、特に仔猫の譲渡頭数が増えたことが、殺処分数の減少につながったそうです。殺処分される犬や猫の多くは、もともと、人が飼っていたペットです。ペットとの暮らしは、生活を豊かにしてくれます。動物愛護の考え方が普及していく一方で、現在でも動物への虐待という悲しいニュースを耳にすることがあります。また、動物が苦手な方もいるため、マナーを守れなかったり、モラルの低い飼い主のせいで、トラブルに巻き込まれてしまうペットもいます。いずれにせよ、ペットである動物たちに罪はありません。その原因は、人間にあるのです。この機会に、ペットを飼っている人も、そうでない人も、私たち人間が動物たちとどのようにかかわるべきか、今一度、考えてみませんか?私たち人間と、ペットとなる動物たちのこと、真面目に考えてみませんか。●問合先 市役所生活環境課 内線14410月は茨城県の「飼い主マナー向上推進月間」です。2,291頭 1,924人