ブックタイトル広報かすみがうら 2017年4月号 No.145

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概要

広報かすみがうら 2017年4月号 No.145

文芸ひろば詠歌の紹介投稿作品清らかに路傍に咲きし水仙の懐ゆかしき香り春の訪れ 石塚 清風雪に耐えて枝垂れて千余年なお仰がれし三春の桜と 中島良平災害の傷みも知らず春は逝く唯に哀しき自然の摂理 沽野はつ子朕おもうにと父に習った教育勅語未だに健在森友学園 菅谷咊子思ひ出や母の跼かがみし雛の宿 扶美世花終う桜柳と芽を競い やまぐちいさむ出島短歌会麦味噌を卓上に置くひとときに柔らかくなる姑の顔ある 岡田恭子稀にみるしこ名もらいし稀勢の里大願成就みそじの涙 須﨑三代子若き日は子等に教えし折紙を今高齢者と共に祈るらむ 仲谷香代子思い出にさわってみたくアルバムに亡姉と過したページをめくる 名倉 子▼投稿作品(俳句・短歌・川柳)を募集しています。5 月2日火までに情報広報課(〒300-0192 大和田562 番地)へお願いします。なお、応募多数な場合には掲載されない場合がありますのでご了承ください。千代田俳句同好会春の鯉声する方へ口をあけ 桜井愛子春の雪残る山頂尖りけり 桜井筑蛙伐採の切り株春の匂ひ立つ 中島暉子菜園の端一列の黄水仙 萩原初枝つくば石花の見頃を待ちわびし 福田妙子紫陽花俳句会バス停へ母送りをり春霞 飯田  功 ビル群の高低舐める春霞 車田きみ眠りたる農機具起こし春霞 田能幸雄トラクターの影もゆっくり春霞 萩原とし子日本ジオパーク認定記念! 筑波山地域ジオパーク シリーズ?かすみがうら市のジオ食田伏米・雪入米今年度は、かすみがうら市の地形や地質の特性によって生産される食材を順次紹介していきます。今回は、ジオ食として筆頭に上げられる「米」です。米を生産するためには、水と土が重要な要素となります。当市には、筑波山系の山並や平地の谷津から流れ出る沢水や湧水が豊富にあり、それらの水資源を溜めたり、排出したりする粘土質や水はけの良い土壌の存在があります。田伏米は、霞ヶ浦にほど近い平地の水田、雪入米は、山並みに囲まれた水田で生産されるかすみがうら市を代表するお米です。田伏地域の米は、『水戸藩代官岡沢太夫』資料によると「南領(水戸藩領南部の宍倉・安食・田伏・玉里・小川・玉造・潮来村など)から江戸へ納めた早稲・中稲を上々白米にして(上役人が試食なされたところ)、なるほど食味、色合、風味が大変よろしいと思し召しであった。よって庄屋、組頭、作人共を褒めるようにとの事であったので、村々でも大喜び致されるが良い。中でも小田海中、紀伊国という早稲が上々米との事であるから、念を入れてこれらの上米を少しでも多く江戸へ積み送るように心得よ」とあり、江戸時代において高瀬舟で江戸へ運ばれると「上々米」と太鼓判を押され、その味は絶品と評判となっていた米です。現在もその美味しさは茨城県内の3本の指(岩瀬米・北条米と共に)に入るといいます。良質の米づくりに適した地形、水、土壌があるかすみがうら市。歴史的にも裏付けられるかすみがうら市の米は、ジオ食として声を大にしてPRすべく特色ある産物です。問 歴史博物館?029 (896)0017歴史博物館の古代米づくり教室の様子青見かすみがうら 12