ブックタイトル広報つくば 2017年4月号 No.557

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概要

広報つくば 2017年4月号 No.557

2017.4.1(平成29年) 広報つくば3特集(市政運営の所信と主要施策の概要)平成29年度 市政運営の所信と主要施策の概要2月22日、市議会定例会の開会に当たり、五十嵐立青市長が平成29年度の市政運営の所信を表明しました。その概要をお知らせします。つくば市長五十嵐立青世界の明あした日が見えるまち~市民第一の市政~ 現在、日本では「格差の拡大」「高齢化の進展」「子育て環境」「地球環境の保護」「若者の就業」など、さまざまな課題が山積し、つくばでも同じような課題がたくさんあります。 市長として、これらの課題に正面から向き合い、どんなに課題が多くともひるむことなく、言い訳をすることもなく、市民と対話をしながら、全てを自分の責任において全力で取り組んでいく、そんな市政運営を行っていきます。 秀峰筑波義務教育学校の建設が遅れた問題では、P T Aや地域の皆さんと対話を積み重ねて、開校時期を決定しました。それでも出した結論が、全員が満足する結果でないことは認識しています。一つの正解が存在しない中、さまざまな声を踏まえて、何よりも子どもたちを第一に考え、現時点で最適と思われる判断をしました。丁寧な対話を積み重ねることが、市民第一の市政につながることであり、その積み重ねが、「世界の明日が見えるまち」として、「世界の明日は、つくばを見ればいい」といわれるような数多くの「つくばモデル」につながっていくと考えています。市政運営の基本方針 「つくばに生まれてよかった」「つくばに住んでよかった」と心から思える、市民第一の市政を目指し、市政運営に取り組んでいきます。 筑波地区、大穂地区、豊里地区、桜地区、谷田部地区、茎崎地区、それぞれの地域の可能性を見つめ直していきます。併せて、周辺市街地をどうすれば活性化できるか、地元の皆さんと一緒に考え、地域の未来を描いていきます。中心市街地などのエリアでも、大型店舗撤退や公務員宿舎廃止などで都市機能が大きく変化しています。これらのエリアについても活性化などを検討していきます。 公共交通体系の見直しも進めていきます。「車が無くてもどこにでも行けるまち」を実現するため、地域でどういう声があるのか、そしてどういう交通体系であれば持続可能であるか、時間がかかっても、しっかりと声を聞き、市民の足として利便性を高めていくことを目指します。市民と地域に寄り添い、ヴィジョンを描く 1963年の筑波研究学園都市の閣議了解から54年になりますが、つくばは果たして「世界のつくば」への期待に応えられるまちになっているでしょうか。科学技術が市民の幸せにつながっているかというと、それを体感できる部分は多くはないと思っています。科学技術で市民の生活を向上させることは、研究学園都市が果たすべき使命の一つであると考えます。科学技術と情報を、市民の生活の向上に生かす取り組みを進めるため、市内の大学や研究機関などとも連携を深めながら、既存の政策に変化をもたらし、筑波研究学園都市ならではの施策展開を目指します。筑波研究学園都市の使命を果たすため総合運動公園問題について、どこで何が決定され、どう進められたかを検証し、この問題の完全解決を目指すため、つくば市総合運動公園事業検証委員会を設置して調査を進めています。間もなく検証結果が提出される予定です。この問題の検証を通して行政の課題を明らかにし、市政の重要施策の決定についてのルールを作り、それを行政経営の指針とし、行政経営の適正化と透明性の向上を図っていきます。行政運営の見える化(総合運動公園問題の検証)つくば市は、つくばエクスプレス沿線を中心に、人口が増加している数少ない自治体の一つです。私は、これを機に、安心の子育てができるまち「つくば」の魅力を高める施策を強く進めていきたいと考えています。待機児童をなくすため、施設整備を進めるとともに、保育士の確保にも力を注いでいきます。安心の子育て 私にとって、任期中の最優先課題は教育です。「人が人とつながって社会を作る力」である「社会力」を伸ばす取り組みを、強く進めていきます。もちろん、学力を付けることは大事ですが、これからの正解のない時代を生き抜いていく中で、自分自身が社会にどういう働き掛けをしていけるかということが、人格形成においても、また、本当の意味で世界を動かしていく人材を育てることにおいても、必要なことと考えます。未来を担うこどもを育てる教育問 市長公室▲つくば市子育て総合支援センター