ブックタイトル広報結城 2017年4月号 No.667
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広報結城 2017年4月号 No.667
対象者助成金額1人生涯1回に限り3,000円※差額は自己負担となります。接種医療機関65,70,75,80,85,90,95,100歳で過去に一度も肺炎球菌ワクチンを接種したことが無い方。(60歳~65歳未満で内部疾患1級の方)※年齢は、平成30年3月31日時点市内協力医療機関など(3月に全戸配布した健康カレンダーをご参照ください)17 加齢や疾患により、筋肉量が減少し、全身の筋力低下が起こることをサルコペニアといいます。加齢以外にも不活発な生活スタイル、寝たきり、病気、栄養状態の悪化によっても起こります。 高齢者のサルコペニアを診断する場合に、身体のある部分の筋力を測定します。さて、それはどこの筋肉でしょう。①腹筋力 ②階段昇降の脚力③握力 答えは③握力です。 「握力でサルコペニアが分かるの?」と思うかも知れません。握力を測定したのは小中学校の体力検査くらいでしょうか。どの程度の握力低下があるとサルコペニアと診断されるかというと、男性で26㎏未満、女性で18㎏未満です。 瓶の蓋が開けられない、ペットボトルのキャップが開けられない、買い物袋などを長い時間持つことができない、雑巾を固く絞れない、意識していないと持っているものを落とすなど、経験したことはありませんか。目安ですが、未開封のペットボトルのキャップを開けるのに苦労する人は握力が30㎏前後、開封済みのペットボトルのキャップを開けるのにも苦労する人は、握力が20㎏未満に落ちていると考えられます。この場合は、握力だけでなく、身体全体の筋力低下が進行している可能性があります。 握力は身体全体の筋力を反映しているといわれ、握力が低下している人は、骨折・認知症発症・歩行障害・脳卒中などの発症や症状が進行するリスクが高まるという研究結果が発表されています。 筋力というと足腰や腕の筋肉に注目する傾向がありますが、 手にどの程度力が入るか、日頃から自分でチェックしてみましょう。(結城市医師会提供)●肺炎について知っています か? 肺炎と聞くと「風邪をこじらせたらかかる」「冬に多い病気だろう」と思う方も多いと思います。しかし、肺炎は風邪とは違い、細菌やウイルスなどが、からだに入り込んで発生する肺の炎症です。 また、肺炎はがん、心臓病に次いで、日本人の死因の第3位になります。また、肺炎で亡くなる約95%は、65歳以上の高齢者です。高齢者や慢性の病気を持っている方などは、とくに肺炎にかかりやすく、治りにくい傾向があるため、早めの予防が大切です。●肺炎球菌とは? 肺炎球菌は莢膜(きょうまく)という厚い膜におおわれた細菌です。肺炎球菌は、鼻や喉の奥につきやすい細菌の一つですが、健康で体力のある状態ならば免疫力が十分あるため感染症を引き起こすことはあまりありません。しかし、65歳以上の方は、免疫機能が低下し始めているため、感染症にかかりやすくなっています。 また、肺炎球菌による肺炎は成人の肺炎の25?40%を占め、特に高齢者での重篤化が問題になっています。 肺炎球菌を含め、肺炎の原因となる原因菌は季節を問わず存在しています。基本的に肺炎は、時期に関係なくかかる可能性があります。●結城市の成人肺炎球菌予防接 種助成制度について 平成29年度結城市成人肺炎球菌予防接種助成制度は、表のとおりとなっています。今年度対象となる方には、4月下旬までに、助成券、予診票を郵送します。 肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。対象になっている方は、早めに予防接種を受けましょう。※すべての肺炎を予防できるわけではありません。平成29年度結城市成人肺炎球菌ワクチン予防接種について●問合先 市健康増進センター 32・7890有料広告欄市民健康教室No.440筋力に自信がありますか?サルコペニア?