ブックタイトル広報ほこた 2017年4月号 vol.139

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概要

広報ほこた 2017年4月号 vol.139

Hokota City Public Relations 2017.4 8H29.4 広報ほこた一般会計予算     212億3500万円平成29年度予算の概要【歳入】 地方公共団体が、その仕事を行うために必要な経費を賄うものが収入で、その団体の会計年度における一切の収入を歳入といいます。▼ 市税…市民の皆さんに納めていただく税金です。(市民税、固定資産税、たばこ税、軽自動車税など)▼ 地方交付税…市町村の財政力に応じて国から交付されるお金です。地方交付税は、団体間の財政力の不均衡をなくし、一定のサービスが行えるよう、国税の所得税、法人税、酒税、消費税の一定割合及び地方法人税の全額を、一定の合理的な基準によって地方公共団体に再配分するものです。▼ 市債(地方債)…市の借入金(借金)で国や銀行などから借り入れます。公共施設建設のように一時的に多額の経費を必要とし、かつ長期間にわたって利用できるものの財源に充てられます。▼ 国庫支出金…市が行う特定の事業に対し国から交付されるお金で、国庫負担金、国庫補助金、国庫委託金の3つに分類されます。▼ 県支出金…市が行う事業に対して県から交付されるお金で、通常は使途が特定されます。▼ 繰入金…積立金(基金)の取り崩し金や他の会計から繰り入れたお金です。【性質別歳出】 地方公共団体の経費を性質別に分類したもので、義務的経費(人件費、扶助費、公債費で支出が義務付けられている経費)、投資的経費(普通建設事業費、災害復旧事業費で道路や公共施設の建設など行政水準の向上にかかる経費)、その他の経費に区分されます。▼人件費…給与や報酬などです。▼ 扶助費…社会保障制度の一環として、高齢者、児童、心身障害者などに行う支援のための経費です。▼ 公債費…市の借金などを返済するための経費です。▼ 普通建設事業費…道路や公共施設の整備に必要とされる経費です。▼ 災害復旧事業費…災害で被災した施設を復旧するための経費です。▼ 物件費…賃金、旅費、交際費、需用費など消費的性質をもつ経費です。▼ 維持補修費…道路や公共施設などを管理するために必要な経費です。▼ 補助費等…市から他の団体などに対して行政上の目的で支払う経費です。▼ 積立金…財政運営を計画的にするため、財源変動に備えて積立てる経費です。▼ 繰出金…一般会計、特別会計、基金との間で、相互に資金運用をするための経費です。用語解説緑・縁・絆を紡ぐ まちづくり地方交付税6,450,000千円(30.38%)地方消費税交付金655,000千円(3.08%)地方譲与税269,000千円(1.27%)利子割交付金ほか122,000千円(0.57%)市債2,771,500千円(13.06%)国庫支出金2,888,430千円(13.60%)県支出金1,705,295千円(8.03%)分担金及び負担金185,941千円(0.88%)諸収入438,226千円(2.06%)繰越金200,000千円(0.94%)繰入金684,805千円(3.22%)使用料及び手数料152,537千円(0.72%)財産収入ほか95,742千円(0.45%)市税4,616,524千円(21.74%)歳 入3,500万円   2 12億…(69.99%)… 自主財源(30.01%) 依存財源一般会計▲ ▲ ▲ ▲ 歳入は市税などの「自主財源」と国や県の補助金等による「依存財源」に大きく分けられます。鉾田市の自主財源は全体の約30%となっており、地方交付税や国や県の支出金に依存する割合が高い状況となっています。 自主財源のうち市税は、約1億5,200 万円増(3.4% 増) の約46 億1,700 万円となっています。また、依存財源の市債が約16 億9,500 万円増(157.5%増) の約27 億7,200 万円となっています。 これは、鉾田南中学校区統合小学校整備事業や( 仮称) 鉾田市民交流館建設事業などにより増額となりました。歳入歳 出人件費2,757,208千円(12.98%)扶助費4,107,027千円(19.34%)公債費2,207,885千円普通建設事業費ほか (10.40%)3,927,461千円(18.50%)物件費2,882,812千円(13.58%)維持補修費142,812千円(0.67%)補助費等2,446,498千円(11.52%)積立金240,734千円(1.13%)その他12,173千円(0.05%)繰出金2,490,390千円(11.73%)予備費20,000千円(0.10%)… 義務的経費   (42.72%) 投資的経費   (18.50%)… その他の経費   (38.78%)…3,500万円   2 12億歳出 「目的別歳出」では、行政目的ごとに費用が分類されており行政上の特色などを知ることができます。「性質別歳出」には、経済的な性質によって支出が義務付けられ任意に削減できない「義務的経費」と社会資本の整備に必要な「投資的経費」などがあります。歳出に占める「義務的経費」が高いと硬直した財政となります。鉾田市は、歳出に占める「義務的経費」の割合は約43% となっています。 前年度の予算と比較すると、「義務的経費」である扶助費が約4,900 万円の増となっているほか、鉾田南中学校区統合小学校整備事業、(仮称)鉾田市民交流館建設事業の増により「投資的経費」である普通建設事業費が約18 億3,400 万円の増、補助費等の増によりその他の経費が約6 億8,600 万円の増となっています。一般会計▲ ▲ ▲ ▲目的別歳出内訳性質別歳出内訳議会費160,575 千円総務費1,572,728 千円民生費7,059,385 千円衛生費1,985,949 千円農林水産業費1,005,383 千円商工費208,783 千円土木費1,684,825 千円消防費1,146,211 千円教育費3,941,445 千円災害復旧費2 千円公債費2,207,887 千円諸支出金・予備費261,827 千円 平成29年度予算は、鉾田南中学校区統合小学校、(仮称)鉾田市民交流館、それぞれの本体工事に着手するなど重点施設の整備を進めます。 また、子育て世代包括支援センターの開設、結婚対策、移住・定住促進など喫緊の課題である人口減少対策の推進、ブランドアップ推進事業の充実など産業振興による地域活性化に努めます。さらに、防災、減災など安全で安心なまちづくりの推進など、重点的に予算配分を行いました。みどり ゆかり きずなつむ