ブックタイトル広報 常陸大宮 2017年3月号 No.150

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概要

広報 常陸大宮 2017年3月号 No.150

広報 常陸大宮 1 6  平成29年3月号????????????????????????????区長会講話会を、区長・副区長が参加して市文化センターで開催しました。講師には、「森と地域の調和を考える会」代表の龍﨑眞一氏を招き、美和地域における活性化の取り組みについての講話を聞きました。同会は、豊かな自然や昔の原風景である里山、地域に残る歴史などを地域の資源(宝)と位置付け、地域の活性化に取り組んでいます。参加者は、林業が盛んな地域事情を活かした取り組みに、熱心に耳を傾けていました。緒川総合センターで市教育振興大会が開催されました。この大会は、本市の教育の振興・発展に寄与された個人や団体に感謝状などを贈り、郷土を愛する心を育む郷育立市の推進を目的としています。この日は、100を超える団体・個人に感謝状などが手渡されました。またアトラクションでは、大宮北小学校3年の野上海斗さんの作文発表や、水戸三高なぎなた部の演武、大宮中学校吹奏楽部の打楽器アンサンブルが披露され、たくさんの拍手が上がっていました。2/16 教育振興大会で表彰 2/22 区長会で講話会を開催▲代表あいさつをした大宮中サッカー部▲ 話に聞き入る参加者たち平成28年10月から平成29年1月にかけて、畑地帯総合整備事業に伴う中崎遺跡(三美地区)の発掘調査が行われ、1月7日に現地説明会が開催されました。この日は天候にも恵まれて、地元住民や関東近辺から、約70人が集まりました。中崎遺跡で発表された主な成果は以下のとおりです。まず、縄文時代のかなり早い時期( 草 創 期 。13,000~9,000年そう そう き前)の落とし穴4基が見つかっています。この落とし穴は、小動物などの獲物を追い詰めて落とすためのものと考えられていて、当時、この付近で狩りが行われていたと思われます。この落とし穴は、「 今 市 スコリア」と呼ばれる栃木県日光市の 男いま いち なん体 山 の火山灰で埋まっているため、その噴火時期から、約13,000たい さん~12,000年前と推定されます。また、縄文時代の住居の跡は10軒見つかっていて、中でも特筆すべき点は、縄文時代の早い時期( 早 期 。9,000~6,000年前)のそう き「 三 戸 式 」と呼ばれる土器が確認されたことです。三戸式は、南関み と しき東を中心に見られる土器で、茨城県北部での出土は珍しく、 岡 原おか はら遺 跡 (門井地区 平成22年発掘調査)などで確認されている「 田い せき た戸 下 層 式 」(約8,000年前)の土器よりも、さらに古いものとされています。従って、ど か そう しき今回発見された土器と住居の跡は、これまで市内で発見されている中で、最古のものとなります。このほか、江戸時代の井戸の跡やお墓なども見つかっています。今後、調査成果は詳細な分析を経てまとめられ、公開されることになります。どうぞご期待ください。▲現地説明会風景。手前が住居の跡▲ 三戸式の土器1/7 中崎遺跡現地説明会を開催 (三美地区)