ブックタイトル広報おおあらい 2017年3月号 Vol.543

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概要

広報おおあらい 2017年3月号 Vol.543

随 想 大洗町長 小谷隆亮 あっぱれ! 大洗小の子ども商人 曲がり松商店街の若手経営者が、何か起爆剤となるようなイベントはないかと話し合った結果、平成20年10月に誕生した100円商店街。今では42回を数える人気イベントに成長しています。そこから派生した髭釜・永町・曲がり松合同100円商店街やガルパン連動企画などの取り組みは、県内外から多くの注目を集め、経済産業省の「がんばる商店街30選」に県内で唯一選定されるほどです。 そんな100円商店街に、平成23年から大洗小学校の6年生達が「子ども商店」を出店しています。 まず、事前授業として商品の流れや価格設定方法をしっかり学びます。出店に際しては、子供たちは金融機関に販売計画を説明して融資を受け元手を確保しなければなりません。その資金で商品を仕入れ、価格を設定するのです。 当日は、商品が不足し慌てて仕入れ直す店、閉店間際に在庫をなくそうと「じゃんけんで勝つと割引サービス」を始める店など、商売の面白さと難しさを肌で感じて貰えたのではないでしょうか。 本物のお金、本物の商品、本物のお客様、全てが本物というリアリティーある状況で社会体験をする機会はそうそう出来るものではありません。必ず将来の実生活で使える生きた経験となります。 子ども達は商業体験を通して、「商売は物ではなく心を売る」ということを学び取ったはずです。商店主の方々も、子ども達が一生懸命にやっている姿をみて学んだこともあるでしょうし、今後の順調な経営に向け、サービスや品質向上に対する創意工夫のヒントを得て、前進が図られれば、喜ばしい限りです。 大洗町では、平成14年から「三人寄れば文殊塾」と名付けた生涯学習の人材バンクを立ち上げています。塾というと堅苦しく聞こえますが、難しいことを子どもたちに教えるものではありません。自分がやっていて楽しいこと、子どもたちと一緒にしたいこと、伝えたいことなど、生きていくための知恵を教える取り組みです。 わが町には、子ども商店や三人寄れば文殊塾など、体験活動を通して大人から子どもに物事を伝える土壌、体制が整っています。今後も、肩肘張らずに気軽に伝えていきたいものです。 大洗小6年生の皆さんより、売上から経費を差し引いたお金をご寄付いただきました。みんなの温かい寄付は町教育のために役立てさせていただきます。どうもありがとう。大洗町漁協女性部による大洗ライフガードレディースが発足しました 海で働く漁師の命を守るため、奥さんからご主人へのライフジャケット着用を呼びかける「ライフジャケット着用推進委員」として、1月30日、茨城海上保安部より大洗町漁協女性部へ大洗ライフガードレディース(大洗LGL)の委嘱状が手渡されました。 式典では、大洗LGLを代表し、川上女性部長が「愛する家族と働く仲間の安全のために積極的な活動を行う」と決意表明されました。LGL(ライフガードレディース)とは 海上保安庁が、ライフジャケット(救命胴衣)の着用を推進し、海難事故の犠牲者を減らすことを目的に全国的に展開している活動の一つで、LGL(女性ライフジャケット着用推進員)を委嘱しています。LGL 活動は2006 年9月に宮城県石巻漁港で始まり、15 年末までには29 府県170 漁協で始まっていて、茨城県では大洗町漁協を含め3漁協に委嘱。LGL は、漁業者や釣り人などにライフジャケット常時着用を呼びかけ安全意識を高める活動を展開しています。広報おおあらい 2017. 3. 8 (16)