ブックタイトル広報 常陸大宮 2017年2月号 No.149
- ページ
- 13/24
このページは 広報 常陸大宮 2017年2月号 No.149 の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 広報 常陸大宮 2017年2月号 No.149 の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
広報 常陸大宮 2017年2月号 No.149
????????????????????????????広報 常陸大宮 1 3 平成29年2月号 毎年1月26日は文化財防火デーです。 昭和24年のこの日、法隆寺金堂の壁画が焼損する火災が起きました。これを機に火災があった1月26日が、文化財防火デーと定められました。そしてこの前後に、毎年全国的に文化財防火運動が展開されています。 本市においても、教育委員会と消防本部が合同で市内40か所の文化財所有・管理者を訪問し、消防設備の点検や防災指導を実施しました。 さらに今年は、常弘寺(石沢地内)で消防訓練を行いました。常弘寺は、親鸞聖人の二十四輩第二十番の霊場で、昔から多くの人々に信仰を受けてきた由緒あるお寺です。本堂には、阿弥陀如来立像と聖徳太子立像があり、2体とも県指定文化財になっています。 訓練には、お寺関係者、隣接する若草幼稚園の園児及び職員、東消防署、教育委員会が参加。まず初期消火訓練では、檀家の皆さんが力を合わせてバケツリレーをしました。その後、隣接する若草幼稚園の園児達は火事の知らせを聞き、落ち着いて避難をしました。園児の避難後、消防によるお寺への放水訓練が行われ、迫力ある水しぶきに歓声が上がっていました。 火災は、数百年もの間地域で守られてきた宝を一瞬で奪ってしまいます。今回の訓練は、身近にある貴重な文化財の存在を再確認し、もしもの時に迅速な行動が取れるよう備える機会となりました。 皆さんの回りにも多くの貴重な文化財があります。私達のふるさとの貴重な宝を火災等から守るため、今後も市民の皆さんのご協力をお願いします。▲バケツリレーで初期消火▲放水を見守る園児たち▲防火設備点検等見回り (佐伯神社:野口地内) 茨城新聞創刊125周年を記念して、「雪村 謎の生涯を追う」と題した講演会が、市文化センターで開催されました。これは茨城新聞社が主催し、講師として冨山章一茨城県郷土文化研究会会長が招かれました。 講演では、日本を代表する偉大な水墨画家であり、本市が生誕の地との定説がある「雪村」の出生から旅立ち、画聖への道などを紹介。現在は雪舟ほど知られていないことなどから、今後、雪村の謎に満ちた部分の整理や、誰もが納得する情報収集の必要性などについて話がありました。 会場は用意した席が足りなくなるほどの盛況で、市民や県内各地からの来場者は、講師の分かりやすく丁寧な説明に聞き入っていました。▲雪村について語る冨山章一氏1/25 貴重な文化財を火災から守ろう1/21 「雪村 謎の生涯を追う」講演会を開催