ブックタイトル広報とうかい お知らせ版 2017年2月25日号 No.299

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概要

広報とうかい お知らせ版 2017年2月25日号 No.299

内容▼▽講演会 演題…「村民みんなで考えよう! 東海村の農業と農村」 講師…遠藤和子さん(農業・食品産業技術総合研究機構上級研究員) ▽農業体験発表(小学生による夏休み収穫体験発表、中学生による職場体験学習発表、大学生によるインターンシップ経験発表)その他▼▽オープニングアクト(午前9時30分~ 55分)として、「東海マジシャンズクラブ」によるマジックショーがあります。▽ご来場の皆さまに、ほしいもをプレゼントします(数量に限りあり)。▽村内産新鮮農産物の販売、農業用大型機械(トラクター、コンバイン等)の展示を同時開催します。問い合わせ▼農業支援センター(?287-7867)※事前申し込みは不要です。 村では、「東海村農業振興計画」に掲げる「村民全員参加型の持続可能な都市近郊型農業モデル」の実現に向けて、村民との協働による農業の活力づくりをさらに促進するため、「東海村農業フォーラム」を開催します。農業の多面的機能の活用や、地域とともに支える農業への展開を紹介するとともに、学生による農業体験の作文発表等を行います。ぜひ、ご来場ください。日時▼3月11日(土) 午前10時~午後0時30分(午前9時受け付け開始)場所▼総合福祉センター「絆」定員▼先着200人入場料▼無料都市近郊型農業モデルの実現に向けて広報 とうかい第299号平成29年2月25日号2・25▼発行 東海村(村長公室広報広聴課)〒319‐1192 那珂郡東海村東海三丁目7番1号 ?029(282)1711 http://www.vill.tokai.ibaraki.jp「東海村農業フォーラム」を開催します!ふるさと歴訪~自然を探して~ワラビやゼンマイはシダ植物の代表的な種類であり、一般にもよく知られています。村内に生育するシダ植物は、これまでの調査で80種以上が確認されています。その中には“これがシダなのか?”と思うような変わった種類も見られます。今回は、水生シダの「オオアカウキクサ(アカウキクサ科)」を紹介します。オオアカウキクサは本州、四国、九州などに分布しています。水田の水面に群生し、まるでコケが集まって浮いているように見えます。水面を覆うことで水温を低下させ、水中を貧酸素状態にするため、害の強い水田雑草として嫌われていました。ところが休耕田の増加や農薬の使用などによって、各地で個体数が減少し、現在では絶滅危惧植物に指定されています。村内では、10年ほど前に村松地区の水田に数か所の生育地(写真1・2)がありましたが、現在は全て消失してしまいました。ここ数年間の調査では、照沼地区の谷津田に新たな生育地が見つかりましたが、個体数は少なく、絶滅の危機にあります。県南地域では、同じ仲間の「アメリカオオアカウキクサ」(アゾラ・クリスタータとも呼ばれる)という外来種が激増し、在来種であるオオアカウキクサの生育を脅かしています。県北地域にはまだ分布を広げていないようですが、北上して東海村にも侵入する恐れもあります。このように、オオアカウキクサは“生育環境の悪化と外来種との競争”という脅威にさらされているのが現状です。 昔は“水田雑草”、現在は“絶滅危惧植物”という種類は、本種以外にもミズニラ、サンショウモなど多数生育しています。村内の水田と周辺の環境は大きく変わりつつあります。動植物を含めた自然環境の変化を記録しておくことの必要性を感じます。安嶋 隆東海村の自然調査団 調査副団長絶滅の危機にある水生シダオオアカウキクサ【写真1】【写真2】村公式アプリ「こちら東海村」村公式子育て応援アプリ「のびのび子育て帳」村公式フェイスブック「東海村ご当地レポーター」村公式ツイッター「東海村」ぜひご利用ください!